高知県香美市の高知工科大学で3月18日に卒業式が行われ、580人余りが晴れやかな表情で新たな一歩を踏み出しました。

高知工科大学の卒業生は学士課程の4学群のほか、修士、博士課程の合わせて582人です。18日、香美キャンパスにある屋外の広場で卒業式が行われ、それぞれの課程の卒業生代表に卒業書や学位記が手渡されました。

式辞に立った蝶野成臣学長は「いま、深刻な社会問題が地球規模で発生している。皆さんには、このような課題に果敢に挑戦されることを期待する」と激励の言葉を贈りました。

謝辞に立ったシステム工学群の宮川隆誠さんは、教職員や家族に感謝を示し、大学生活を振り返りました。

■システム工学群 宮川隆誠さん
「私たちはこの4年間の学びを通じて、社会全体の変化に対応するための情報処理能力や問題解決能力を養うとともに、多くの経験を積むことが出来ました。」

コロナ禍に入学した卒業生たち。
この大学生活での経験を糧にさらなる飛躍を誓いながら、晴れやかな表情で未来への一歩を踏み出しました。