【2024総決算】あなたの印象に残ったワードは?「流行語」で振り返る愛媛の1年
県内の今年1年を振り返る「愛媛総決算2024」!今年の新語・流行語大賞が発表され、大賞の「ふてほど」を筆頭に、ご覧のようなワードがトップテンに入りました。
きょうは「流行語」で愛媛のこの1年をプレイバックです。
雲の隙間から顔を出した初日の出で幕を開けた2024年の愛媛。3学期の始業式、松野町の小学校では…今シーズン、メジャーリーグでホームラン54本、59盗塁の「50-50」を達成した大谷翔平選手から、全国の小学生へのプレゼント!
50-50の達成を目前にした9月には四国初お目見え、大谷選手の公式グッズを集めた、期間限定ショップにお財布の紐も「ブレイキン」グ!?
店内には、お値段330万円!実際に大谷選手が投球したボールに…
穴井記者:
「こちらは大谷選手が踏んだというベースなんですが、残念ながら非売品ということです」
値段がつけられない“幻の逸品”も…
女性客:
「踏まれたものとはいえ大谷さんが関わったものに触れるって嬉しい」
ん~、アツいにもほどがある!
“あつい”といえば…今年も猛烈に暑い夏となりました。松山では、7月から9月の間に最高気温が35℃以上の猛暑日を33日間観測。
子ども達に、SNSなどの正しい使い方を教える、愛媛県警のフィルタリングマンも…
フィルタリングマン:
「暑い…控えている時とかはどうしても暑いんですけどしゃべる時はテンションも上がってアドレナリンが出て」
思わず「もうええでしょう」と言いたくなるこの暑さに、愛媛県警が導入した新たな対策は…サングラス。
県警・自動車警ら隊 井上泰地隊員:
「夏の西日が眩しくて目が痛くなる日とかもあるので(サングラスを)かけることで軽減されるし、交通事故防止などにもつながり業務がはかどる」
そんな、暑過ぎるにもほどがある夏に、熱過ぎる視線が注がれたのが…20年ぶりに発行された新紙幣!
男性:
「こんなデザインなんだなと、家族できょうの夜にでも盛り上がるんじゃないですかね」
女性:
「新しくなるので、どんな感じなのかな?って」
お札の「顔」が変わって、世界初となる「3Dホログラム」技術を採用。
一方、手放しで「はいよろこんで」とは言えない人も…
ホルモン阿部商店 阿部利弥店主:
「ニュースで聞いた時にこれはまたお金がいると思った」
大わらわとなったのが、サービス業のみなさん。対応する自動販売機や両替機に注文が殺到した結果、機械の交換が順番待ちの状態に。
今治市のバス業者も…
瀬戸内運輸 川田卓哉運輸部長:
「これを全部交換すると1台あたり100万円以上のお金がかかるので対応が厳しい。旧紙幣を乗務員に持たせてバスの車内で新紙幣と交換して従来の両替機を使ってもらうようになる」
9月、愛媛にも押し寄せた全国的なコメ不足。いわゆる「令和の米騒動」です。米どころ、宇和島市三間町の「道の駅みま」では…
大阪から:
「30キロ。安い。娘も米ないゆうから今週大阪に帰るから調達して帰ろうと」
四国中央から:
「心配してきたんです。なくなってるかと思って。みま米ゆうたら有名ですからね」
久万高原町でも異変が…
滝口記者:
「久万高原町の道の駅では新米まつりが行われています」
天空の郷さんさん 直売部 宮﨑日出三さん:
「どんなに早くても(次の年の)4月まではあるんですけども、本日 新米まつりのために用意した100俵これをもって終了ということになります」
猛暑などの影響で久万高原清流米の新米の収穫量は例年の7割に落ち込んだといいます。
宮﨑さん:
「あっという間に無くなりました」
農林水産省によると県内の今年のコメの予想収穫量は、去年より800トン少ない6万3800トン。インバウンド消費などで全国的に需要が増えるなか、加熱するにもほどがある「令和の米騒動」の行方から来年も目が離せそうにありません。
「初老」。老人の域に入りかけた頃のこと。40歳を指すが、寿命が長くなった近年は60歳前後を指す人が増えている。
穴井記者:
「JR松山駅前にある意外な特技をもつ男性がいるという情報を入手しました。一体どんな方なんでしょうか」
チャン4が捜索したのは、普段タクシーを運転しているという男性。
タクシー運転手
Q情報を聞いたことありますか?
「あ、ナナちゃんけ?」
穴井記者:
「あ、これかな?すみません、南海放送なんですけどナナさんですか?」
松本さん:
「はい、そうです」
“ナナさん”こと松本博文さん(65)!8月におじいちゃんになったばかりですが、活力に満ち溢れています。そんな松本さん、驚きの特技とは…!?
Q特技は自転車?
松本さん:
「BMXです」
なんと東京オリンピックで正式種目に加わったBMX。55歳から壁や段差などを使ってトリックを生み出す「ストリート」に取り組み、今も週に3回ほどの練習を欠かさないのだとか。「初老ジャパン」もびっくりのスーパーおじいちゃんでした。
ことしのノーベル平和賞に選ばれた、日本被団協こと「日本原水爆被害者団体協議会」。長年にわたり、目撃証言を通じて核兵器のない世界を実現するため活動してきた被団協のメンバーが松山にもいました。
15年以上四国地区代表理事を務めてきた、松浦秀人さん(78)です。
松浦秀人さん:
「全く予想していなかったので本当に驚いた」
1945年8月6日。広島市で暮らしていた母親のお腹の中で被爆した松浦さん。日本被団協の一員として、これまでアメリカやイタリアで被爆証言を行うなど核軍縮の必要性を訴え続けてきました。
松浦秀人さん:
「私たちはノーモア被爆者、ノーモア広島、長崎。再び繰り返してほしくない誰の頭上にも原爆、核兵器を落とさないでほしい。地球上で核戦争は絶対にしてはいけない、長崎を最後に原爆を落とさないでほしいというのが 私たちの訴えですから」
松浦さんは今月8日に日本を発ち10日にノルウェー・オスロで開かれる授賞式に参加します。
以上「愛媛総決算2024」、「流行語」編でした。