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駐機中の航空機が排出するCO2を削減 JALがリチウムバッテリー式電源装置を松山空港に導入

2024年5月22日 17:58
駐機中の航空機が排出するCO2を削減  JALがリチウムバッテリー式電源装置を松山空港に導入

駐機中の航空機から排出されるCO2を削減しようと日本航空としては初めてとなるリチウムイオンタイプの電源装置が松山空港に導入されました。

松山空港できょうお披露目されたのは駐機中の航空機に必要な電力を賄うことができるリチウムイオンバッテリー式の電源装置です。

駐機中の電力は航空機燃料を使って作ることができますが、大量の二酸化炭素を排出するうえ騒音を伴うことからこれまでディーゼルエンジン式の電源装置を使い給電してきました。

今回のリチウムイオン式の電源装置を使うと、二酸化炭素の排出量がゼロになり年間およそ28トンを削減することができます。

加えて騒音を3割軽減できることからスタッフの労働環境や騒音問題の改善につながることも期待されます。

導入のハードルだった充電設備が確保できたためJALとしては全国で初めて松山空港で運用されることになりました。

日本航空松山支店の澤田康子支店長は「私たちができることを少しずつ積み重ねて、お客様にも、私たちの取り組みそれから気持ち、意識が届いたらうれしい」などと話していました。