【速報】全貨物列車の運行停止 コンテナ7000両 11日中の再開目指す JR貨物の不正問題
JR貨物が検査データを改ざんするなど不正行為を行っていた問題で、新たに確認できていなかった車両が見つかったため、11日午前、運行中の全貨物列車の運行を停止したということです。
JR貨物では10日までに室蘭市など全国3つの車両所で検査データに不正行為が確認され、一部の運行を停止していましたが、11日新たに検査が必要な車両が見つかったため、全国のコンテナ車両7000両の運行をすべて停止しました。
検査で安全が確認でき次第、11日中の運行再開を目指しているということです。
JR貨物は10日、貨物列車の組み立て作業で検査データの改ざんなど不正行為があったことを明らかにしました。
不正があったのは、車輪などを車軸にはめて「輪軸」を組み立てる作業です。
車輪などを押し込む際の圧力が基準を超えていたにもかかわらず、検査記録表には基準値に収まる数値に書き換えるなど検査データを改ざんしていたということです。
北海道室蘭市にあるJR貨物の輪西車両所には午後1時ごろ、国交省の職員が特別保安監査に入りました。
国土交通省は12日以降も特別保安監査を続け、不正の事実関係や安全管理体制について調べる方針です。