パラリンピック4度目の挑戦!どさんこ・小野智華子選手が100メートル背泳ぎでパリの大舞台へ
パリ・オリンピック閉幕からおよそ3週間。
今度はパラリンピックが開幕です。
両目が見えない全盲のどさんこスイマーが夢に向かって4度目の大舞台に挑みます。
日本時間の29日に開幕したパリ・パラリンピック。
海外開催では過去最多・175人の日本代表選手が参加する中、どさんこでは、帯広出身の全盲スイマー、小野智華子選手が4大会連続となるパラリンピックに挑戦します。
(小野智華子選手)「東京パラで出来なかった入賞を果たして、自己ベストを出して、日本新を出せるように勢いに乗ってレースをしたい」
生後まもなく、未熟児網膜症という病気で、両目の視力を失った小野選手。
すくすくと成長する中で、のめり込んでいったのが水泳でした。
(8歳の頃の小野智華子選手)「このミラーの向こうにはパラリンピックが見える」
8歳の頃に思い描いたパラリンピック。
2012年のロンドン大会で夢を実現した小野選手は、今回で4大会連続の出場です。
ことし3月の大会では、得意の100メートル背泳ぎで、6年ぶりに自己ベストを更新。
パラリンピック自己最高、8位入賞以上の成績を目指し、帯広を出発する日もギリギリまで練習する姿がありました。
(記者)「帯広最後の練習は?」
(小野智華子選手)「まあまあぼちぼちって感じです」
(記者)「手応えは?」
(小野智華子選手)「頑張ります」
(プール利用者)「色のついたお土産待ってますよ。頑張って」
(プール利用者)「頑張って。行ってらっしゃい」
地元の人たちから送られる温かいエール。
(プール利用者)「頑張って」
(記者)「お母さん的には4回目のパラリンピックは慣れた?」
(母・薫さん)「慣れないですよ。毎回色々…。ただ、荷物を詰めるのは速くなったと思います。それは実際そうですね」
空港に到着。
いよいよ帯広を発つときです。
(記者)「最後、出発前に目標」
(小野智華子選手)「パラで決勝でもベスト出して、なんかまとまらなくなっちゃった。行ってきます。」
幼いころから泳ぎ続け目指してきたパラリンピック挑戦も、今回で4度目。
小野智華子選手が挑む、100メートル背泳ぎ予選は9月1日に行われます。