【全コメント】初采配の樹森大介監督“開幕の大舞台で表現できた”試合後会見をまとめて ≪アルビレックス新潟≫
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サッカー明治安田J1、アルビレックス新潟は15日、横浜F・マリノスと開幕戦を戦い、1-1で引き分けました。初采配となった樹森大介監督の試合後のコメントをまとめてお伝えします。
試合を振り返ってー
<樹森大介監督>
「初戦ということで緊張感がある中、選手たちはキャンプで準備してきたことをしっかりやってくれたなという意味では非常に満足していますし、時間とともに最後、体力がきつい時間帯ももちろんあったんですけど、まだ第1戦ということを考えれば、これからしっかり積み上げてさらに成長していけるなと感じています。ただ、僕らは勝ち点3を取りに来たので非常にそこのところだけがもったいないなという思いはあるんですけど、長いシーズン、いろんなことがあるので、これをプラスに考えて来週に備えたいなと思っています」
監督という肩書きとしてJ1の舞台で初めて指揮。感想はー
<樹森大介監督>
「緊張するかなと思ったんですけど、やっぱり選手の時よりはリラックスして挑めたかな。それはやっぱりキャンプが充実した時間を過ごせていたので、選手を信頼して送り出すことができたからだと思っています。 なので、夜寝れないとかいろいろあるのかなと思ったんですけど、そんなこと一切なく、普通に試合に臨むことができたので、それも良かったなと思っています」
キャンプから目指されている即時奪還というか、シームレスみたいな場面が最初に出て、それで割とチームがリズムが出て、先制点につながったのかなと感じる。 監督として、いわゆる良い守備から攻撃に移ったというところが序盤で出て、そういう手応えのところはー
<樹森大介監督>
「宮崎キャンプの時は特に、そこは非常にフォーカスしたポイントだったので、日に日に、週ごとにどんどん良くなっていくなというのは肌で感じていました。高知のキャンプに移動した時に、若干、マリノスさん相手ということで恐れてしまって、出足が鈍くなってしまったり、チャレンジするというところができなかった、ちょっとイメージを持つシーンもあったんですけど、そこをもう1回、2日前ですね、締め直して、チャレンジしようという話をして、今日迎えたので、本当に選手たちが恐れることなくチャレンジして、結果が良い方に出たと考えています」
キャンプが充実したと言っていたが、ここまで積み上げてきたものが象徴して出たシーン、良かったシーン、課題となるシーン、それぞれどの場面かー
<樹森大介監督>
「やっぱり今シーズン、良い守備、強度の高いところは出していきたいという話をしていた中で、選手が臆することなくそれにチャレンジしてくれたというところが一番良かったなと。もちろん切り替えのところもそうなんですけど、あとは課題のところで言ったら、チャンスが、決定期があったと思うので、そういった中でもしっかり決めきるところといったところは、詰めていかないといけないなというところがあります。あと、強度が高くなるとどうしてもファールというのがリスクとしてあるので、そういったところも実際それでPKになってしまったので、我慢強くゴール前は対応するというところも、これからやっていかないといけないなと感じています」
今日の先発メンバーの決めた基準、こういうのがあってこういうメンバーにしたという、特に前線の選手、前の4人の選手の部分、もし何かあればー
<樹森大介監督>
「シンプルにキャンプで良かった選手を使いました。それだけです」
今日ハイプレス・ハイラインというところで、相手にプレッシャーかけて蹴らせて回収というところの評価はー
<樹森大介監督>
「もしかしたら選手は最初は半信半疑でいけるのかなっていう不安もあったとは思うんですけど、キャンプの中で自信を深めていいシーンでいいゴールっていうのは、成功体験としてあったので、それをこの開幕の大舞台でしっかり表現してくれたっていうことは、非常に僕の中では素晴らしいことだと思っているので、これをいかに継続してやっていけるかっていうところが、さらに大事なことだと思っています」
キャンプでやってきたことをやれたという話があったが、まさにゴールシーン、裏抜けからうまくシュート決められたのかなと思う。かなり意識したことはできたのかー
<樹森大介監督>
「若干、そう思っていたのかなっていうシーンはあったんですけど、しっかりボールを持つときはもう少し持ちたいっていうところが多少課題はあるんですけど、いい形になったときにしっかり裏へのアクションっていうのは口酸っぱく言っていたので、そこは出しても受けても意識してくれたので、結果しっかりゴールにつながって良かったと思っています」
ゴールキーパーががらっと変わった中で、藤田選手がスタメンに。その考え方は-
<樹森大介監督>
「ミスはもちろんあったんですけど、安定してビルドアップも自信を持ってやっていたというところと、シュートストップに関してはゲームだとそんなに多くはないんですけど、やっぱり一番自信を持ってやってくれていたので、藤田で行こうという形になりました」
前半の特に良かった部分を改めて聞きたいー
<樹森大介監督>
「(相手の)後ろは5枚で、(前は)3で来るか2で来るかというところはちょっと始まってみないと分からないなという思いがあったんですけど、2トップで来る時には必ずサイドバックのところが時間ができるというのは頭にあったので、そこからのアクションというのは常に考えていました」
前半すごく良くて、その後は相手にボールを持たれてきたが押し込まれたシーンがあった。後半どのような修正をしたのかー
<樹森大介監督>
「攻撃でいうと、もう少しボールを持とうという話をしました。どうしてもいい形で外してアクションというところと、守備が結構前からいくとテンポアップしてしまって攻撃も同じような感じでイケイケになってしまう状態が続いていたので、マイボールになった時にもう少し時間を作っていこうよっていう話をした。守備のところで言うと、ちょっと行く意識が高すぎてファーストディフェンダーがどうしても飛び込んでしまうシーンがあったので、そこでひっくり返されて押し込まれてるっていう局面があったので、意識はいいけどしっかり外されないように対応するようにっていう話はしました」
新潟からたくさんのサポーターが応援に。サポーターについてどう感じたかー
<樹森大介監督>
「やっぱりサポーターの声援というのは選手の背中を非常に押してくれますし、しかも開幕戦で新潟から本当に多くの方々が来てくれたので、最後きつい状態になった時でも声援によって耐えることができたと思っているので、一緒に勝ち点3を喜ばないといけないですけど、それは次節に必ずとっておきたいなと思っています」
次節は清水エスパルスということで、昨シーズンも対戦経験があると思うし、秋葉監督もご存知かと。試合に向けての意気込みはー
<樹森大介監督>
「僕も去年、おととしとJ2で戦った相手なのでよく知っています。秋葉さんも水戸の監督をやられていた時から性格も知っていますし、よくトップとユースという関係で練習試合も数多くしていたので、秋葉さんも僕のことをこういうスタイルでやってくるというのをしっかり知っているので、多分めちゃめちゃハイプレスで来るんだろうなって思っています。それを理解して戦いたいなと思っています」
今日のフォーメーションは。前2人の考え方っていうのは縦関係という感じかー
<樹森大介監督>
「基本的にはそうですね。縦関係の形なんですけど、プレッシング行ける限り行こうっていう話をして、思いのほか(長谷川)元希もいい形で入れたので、そのまま行き続けてくれたなっていうところなので、ぱっとみ4-4-2に見えたかなとは思います」
終盤の終盤に相手に押し込まれるシーンが多く続いた。課題はー
<樹森大介監督>
「シーズン最初だからしょうがないなと思っています。それ以上に選手が最初から100で入ってくれたっていう方のが僕自身は嬉しいので、70分で止まってもいいよって話をして 送り出したので、それを特に前線の選手は理解して最初から飛ばしてやってくれたので、これからそういった終盤のところは試合を重ねる、こういうのをやっていけば自然とついてくるものだと思っている」
今日のスタメンを固定した感じでベースにしてやっていくのか、それともこれからいろんな選手を試していこうというイメージなのかー
<樹森大介監督>
「基本的には日々競争っていう話を選手に僕は口酸っぱく言っているので、コンディションのいい選手、パフォーマンスがいい選手が状況関係なく使うと思っています。なので今回はキャンプで良かった選手がスタメンになりましたし、これからは日々のトレーニングで、今どんどんパフォーマンスを上げている選手もいるので、そういった選手にチャンスを与えながらみんなで成長していけるようなチームにしていきたいなと考えています」
結構変わりうるのかー
<樹森大介監督>
「スタメンがそれ以上のパフォーマンスで毎日やれば変わりませんし、今日出られなかった選手がそれを上回るパフォーマンスを出せば変わると思います」