「ごんぎつね」「ころわん」シリーズなどの絵本の挿絵で知られる黒井健さんの原画展 山形・酒田市
「ごんぎつね」や「ころわん」シリーズなどの絵本の挿絵で知られる黒井健さんの絵本原画展が山形県酒田市で開かれています。
この展覧会は、絵本画家・黒井健さんの画業50周年を記念して全国を巡回しているもので、酒田市美術館の開催が最後となります。
会場には、黒井さんの代表作・新美南吉の「ごんぎつね」やキツネの親子の愛情あふれる仕草が淡くやわらかなタッチで描かれた「手ぶくろを買いに」のほか、「ころわん」シリーズなど初期の作品から近年のものまで合わせておよそ200点が展示されています。
作品には山形県出身の作家・深山さくらの絵本「こすずめとゆき」で使用された原画や同じく山形県出身の最上一平の「すずばあちゃんのおくりもの」の原画などもあり、訪れた人たちは黒井さんの優しさがにじみ出る作品の数々に見入っていました。この原画展は、11月3日まで酒田市美術館で開かれています。