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飲酒はしておらず薬物などの影響もなし 山形市の死亡ひき逃げ事件 55歳の容疑者の男

2025年2月21日 19:19
飲酒はしておらず薬物などの影響もなし 山形市の死亡ひき逃げ事件 55歳の容疑者の男

山形市のコンビニエンスストアの駐車場で発生した死亡ひき逃げ事件で、逮捕された男は犯行時、飲酒はしておらず、薬物などの影響もなかったとみられることがわかりました。男は「人にぶつかった認識はなかった」などと容疑を否認していて、警察が追及しています。

この事件は、2月18日午前11時40分ごろ、山形市久保田3丁目のセブンイレブンの駐車場で、近くに住む88歳の男性がバックしてきたピックアップトラックにはねられ死亡し、車はそのまま立ち去ったものです。
警察は、車を運転していた山形市の飲食店従業員・関口隆容疑者(55)を逮捕しています。
警察の調べによりますと、関口容疑者の車は、駐車場でバックした際、右後方から歩いてきた男性と衝突しました。
さらに、車はそのまま方向転換をして路上に出る際に倒れている男性に乗り上げて走り去ったということです。
事件発生後、警察は近くの防犯カメラや現場を目撃した人の情報をもとに緊急配備を行い、およそ30分後、自宅に止まっている関口容疑者の車を発見し、任意同行しました。
これまでの警察の調べで、関口容疑者は犯行の前後に飲酒はしておらず、薬物などの使用などもなかったとみられることが新たにわかりました。また、事件当時はコンビニに買い物に来て、店から出る途中だったということです。
捜査関係者によりますと関口容疑者は調べに対し、「何かにぶつかったが人だという認識はなかった。また、何かに乗り上げたが人という認識はなかった」などと容疑を否認しているということです。
一方で、警察によりますと、司法解剖の結果、被害者の男性の死因は車にひかれたことによる「心破裂」と判明しました。
警察は、関口容疑者は事件当時、飲酒などによる影響はなかったとみて引き続き、防犯カメラの解析などを進め、関口容疑者を追及する方針です。

最終更新日:2025年2月21日 19:52
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