山形市のべにっこひろばの「中の人」 10年間の歴代スタッフがアイデア出し合い遊具制作
番組では、YBCのアプリで様々な情報を募集しています。今回、山形市の児童遊戯施設にある手作りの遊具や乗り物が完成度が高く人気との情報をいただき、取材してきました。
訪れたのは、山形市の「べにっこひろば」です。
冬場でものびのびと遊ぶことができ、県内外から親子連れが訪れる人気の児童遊戯施設です。
さっそく、手作りの遊具へ案内してもらいました。
べにっこひろば小鹿泰子さん「屋台コーナーになります」
中川悠アナウンサー「ベニーノピザこちらはラーメンべにっこ飯店」
施設内にあったのは、屋台コーナー。ラーメン店をのぞくと、湯切りのザルに、鍋に入った麺が。よく見ると麺に見立てていたのは、ホームセンターで売っている黄色いプラスチックのチェーンです。
さらに…。
中川アナ「具材は?」
べにっこひろば小鹿泰子さん「具材は折り紙で作った物もあるしチャーシューは厚みのあるマットを切って作っている」
「べにっこひろばは10年オープン当初から手作りを大切にしている。10年間の歴代のスタッフがアイデアを出し合いながら制作し手作り遊具が増えていった」
空になった容器に紙を貼った調味料ももちろん手作り。間違って飲み込まないよう大きさを考えたり、汚れた時は消毒できるようにと、すべてビニールで覆い衛生面にも配慮しています。歴代のスタッフから受け継がれてきたという手作りの遊具。自慢の一品を紹介してもらいました。こちら、粕谷亜希子さんの渾身の力作は、チャーハンです。元・保育士で「作るのは得意分野」と言います。紙粘土と樹脂粘土で一粒ずつ作り、絵の具で色付けしました。
中川アナ「反響はありますか?」
べにっこひろば粕谷亜希子さん「きょうチャーハンにしようかなとかべにっこひろばで献立が決まることがある」
中川アナ「次は何を作りたい?」
べにっこひろば粕谷亜希子さん「チンジャオロース自分が食べたい物」
そして、浅野智子さんの自慢の一品は、ホットドッグです。手芸が得意でレタス、ソーセージ、そして、ケチャップとマスタードまでフェルト生地で表現しました。
べにっこひろば浅野智子さん「1時間もあればできる。コロナの時期に家に閉じこもっていた時に何かできるものはないかと始めたのがきっかけ」
去年12月にオープン10周年を迎えたべにっこひろば。10周年を記念して制作に取り掛かっていたという新しい屋台が20日、お披露目されました。
べにっこひろば小鹿泰子さん「山形らしさを出して」
中川アナ「どんどん焼きだー」
べにっこひろば小鹿泰子さん「みんな大好きどんどん焼きの屋台が新装オープンしました」
どんどん焼きは、フェルトの生地を使い、ノリと魚肉ソーゼージにネギ、紅ショウガをトッピング。
こちらは、浅野智子さんが担当しました。
中川アナ「お父さんこの屋台どう?」
「かっこいいいろんな種類があって楽しい」
「なりきって遊んでいる。憧れなんでしょうねすごくよく見ていて」
スタッフみんなで作り上げてきた屋台コーナー。
べにっこひろばには、アイデアが詰まった手作りの空間が広がっていました。
手作りの遊具は屋台コーナーだけではないんです。ほかにもこんなものがありました。
こちらは、べにっこひろばで栽培している野菜を絵にしたものです。葉っぱと根っこを見てどの野菜かを並べていく、遊びながら野菜を学べるというこれも手作りなんです。
そして、来場者と一緒に遊具を作り上げる取り組みも行っていて、完成したのがこの牛乳パックの家です。
べにっこひろばには、いたる所に手作りの遊具が広がっていました。