山形県内公立高校の一般入試志願状況 全日制0.8倍 8年連続で1倍下回る
山形県内公立高校の一般入試の志願状況が、発表されました。全日制の志願倍率は0.8倍で、過去最低だった昨年度に比べわずかに上回ったものの8年連続で1倍を下回りました。
県内公立高校の入学願書の受け付けは21日正午に締め切られました。県教育委員会によりますと、推薦入学などを除いた全日制の定員は40校94学科合わせて5609人で、志願者数は4505人でした。全日制の志願倍率は過去最低だった昨年度より0.01ポイント高い0.8倍で、8年連続で1倍を下回りました。県教委は今年度の志願状況の傾向について「去年に続き探求科の人気が高いほか、体育や情報など特徴ある学科の人気が高くなっている」としています。
全日制で最も倍率が高かったのは、山形東高校の探求科で2.79倍。次いで山形中央高校スポーツ科で2.5倍。寒河江高校普通科探求コースが1.85倍などと続いています。一方、県外からの志願者受け入れ制度による志願者数は、村山産業で1人、加茂水産で1人、新庄南・金山校で3人となっています。また、定時制の志願倍率は昨年度よりも0.06ポイント減少し、0.5倍となりました。