44票差で元町職員の嵐正人さん(42)が一騎打ち制す 飯豊町長選 町政刷新を選択
任期満了に伴う飯豊町の町長選挙は27日夜の即日開票の結果、元町職員の嵐正人さん(42)が新人同士の一騎打ちを44票の僅差で制し、初当選を果たしました。
新人同士の一騎打ちとなった16年ぶりの町長選挙。元町職員の嵐正人さん(42)が初当選を果たしました。嵐さんは現町長が進めてきた「電池バレー事業」の見直しのほか、教育・福祉政策の強化を訴えていました。
嵐さん「若い力を集結しながら新しい飯豊町に踏み出していきたい。みなさんの身近な生活が良くなるような施策をやりながら新しい飯豊町を実感してもらえるような町政をしたい」
一方、前の副町長の高橋弘之さん(56)も、現在の町政をあらためて見直し、行財政改革を実行することなどを訴えましたが、44票の僅差で敗れました。
高橋さん「期待に応えられなかったことに関しては本当に申し訳ない。これからは1人の飯豊町民として皆さんと一緒に飯豊のまちづくりに取り組んでいきたい」
開票結果は、元町職員の嵐正人さんが2247票、前の副町長の高橋弘之さんが2203票でした。投票率は82・68%で前回2008年の選挙に比べ5.35ポイント下回りました。