8月15日は79回目の「終戦の日」です。山形市では戦没者を追悼する式典が行われ、遺族らが鐘を鳴らして平和への祈りを捧げました。

山形市役所前で行われた式典では、山形市の佐藤孝弘市長が「今なお、戦争で人々の生活が脅かされている地域がある。平和への努力と記憶を風化させない取り組みが肝要」とあいさつしました。この後、参加した遺族などおよそ70人が、平和のシンボルとなっている「千年和鐘」を鳴らし、世界の恒久平和を願いました。

山形市遺族連合会青年部　山岸正昭部長「戦争でどんな悲惨なことがあったかは絶対忘れてはいけないことだと思っている。戦中戦後の時代を知る戦没者の遺児の方々の話を我々、孫世代が聞いて、次の世代、一般の方々に広めていくような活動をやっていきたいと考えている」

山形市によりますと、県全体の戦没者はおよそ3万8900人で、このうち山形市の戦没者はおよそ4700人に上るということです。