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みこしを担いで集落を半日練り歩き、みこしを担いだまま川に入って豊漁を祈願する「みこし流し」

2024年4月15日 20:43
みこしを担いで集落を半日練り歩き、みこしを担いだまま川に入って豊漁を祈願する「みこし流し」

鶴岡市の温海地域で15日、250年以上続く伝統行事「鼠ヶ関神輿流し」が行われました。祭りの模様は全国各地の祭りを紹介する番組「ダイドーグループ日本の祭り」として来月放送されます。

鶴岡市の港町・鼠ヶ関では「厳島神社祭典」に合わせ白装束姿の男たちがみこしを担いで川に入り、水をかけあう「みこし流し」を行う伝統があります。地区の漁師が網にかかった弁天様を祭ったところ豊漁が続いた伝説が由来とされ江戸時代中期から伝わる神事です。

およそ20人の男たちがみこしを担いで地区を半日練り歩きー、川に入って、豪快にみこしに水をかけて清めたあと流れに逆らい上流にみこしを引っ張り豊漁と海の安全を祈りました。

「はっこくても(冷たくても)水に入れてすごい」「これからも続いてほしい」

今回、祭りに密着取材した番組をYBCテレビは5月19日午後2時から放送します。

「鼠ヶ関神輿流し」に先駆け、番組の制作を支援している飲料メーカー「ダイドーグループホールディングス」の関係者らが鶴岡市役所を表敬訪問しました。

ダイドーグループは、地域で受け継がれている祭り文化の継承と賑わいを促進するため全国各地の祭りを紹介する番組「ダイドーグループ日本の祭り」の制作を支援しています。ダイドーグループホールディングスの高松富博取締役前会長は皆川治鶴岡市長との懇談の中で「番組が始まってからことし22年目を迎え地域の皆さんに喜んでいただいていると思っている。今回もいい番組になると思うので期待していただきたい」とあいさつしました。