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酒田市の屋内スケートリンク整備 事業中止を発表 村山地域への整備検討と大雨被害の復旧復興受け

2024年11月5日 18:20
酒田市の屋内スケートリンク整備 事業中止を発表 村山地域への整備検討と大雨被害の復旧復興受け

ことし3月に閉館した酒田市の屋内スケート場の代替施設として、市が整備を進めていた仮設の屋内スケートリンクについて、市は5日、事業の中止を発表しました。

酒田市矢口明子市長「県営屋内スケートリンクの誘致を前提とした旧松山中学校の体育館への仮設屋内スケートリンクの整備は中止することにいたしました」

これは5日の定例記者会見で、酒田市の矢口明子市長が発表したものです。

屋内スケート施設を巡っては、県が整備を検討する中で酒田市は庄内空港周辺での整備を要望していました。しかし、整備場所については有識者らによる県の検討会で村山地域の都市部に整備するという方向性が示され10月、県と山形市が共同で立地などを検討していくことで合意しました。
酒田市ではことし3月に、県内唯一の屋内スケート施設となっていた「スワンスケートリンク」が体育館の老朽化などで閉鎖されました。その代替施設として1100万円の設計予算を計上し、市内の旧松山中学校の体育館を仮設の屋内リンクとして整備する計画を進めていました。しかし、屋内スケート施設の酒田市誘致の可能性がなくなったことや、7月の大雨災害の復旧・復興に全力を挙げる必要があることから中止を決断したということです。

最終更新日:2024年11月5日 20:09