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区間運休が続く米坂線の「復活絆まつり」 88年前に全線開通した日にちなみ8月31日に開催へ

2024年4月23日 18:28
区間運休が続く米坂線の「復活絆まつり」 88年前に全線開通した日にちなみ8月31日に開催へ

区間運休が続いているJR米坂線の復旧への機運を高めようと山形県などは「米坂線復活絆まつり」と銘打ったイベントを計画しています。その実行委員会が23日開かれ、イベントをことし8月31日に小国町で開催する方針が決まりました。

JR米坂線はおととし8月の豪雨で、橋梁の崩落や盛り土の流出などが発生。今も長井市の今泉駅と新潟県村上市の坂町駅の間で運休が続いていて復旧のめどは立っていません。
こうした中、米坂線の利用促進や復旧への機運を高めようと、県などは「米坂線復活絆まつり」と銘打ったイベントを開催する方針です。23日はまつりの実行委員会の設立総会が開かれ、イベントをことし8月31日に小国町で開催する方針が決まりました。

県担当者「開催候補日は8月31日。米坂線の全線開通にちなんでこの日に予定する」

イベントは、沿線自治体のご当地グルメを楽しんだり、沿線の観光地などの情報を発信したりする内容で、地元アーティストらによるコンサートも行う予定です。

米坂線復活絆まつり実行委員長 仁科洋一小国町長「地域一丸となって米坂線を盛り上げ路線の重要性を国やJRに訴えていく必要がある。米坂線復活絆まつりの開催は機運醸成に大きく貢献する」

また、この日はまつりのキックオフイベントが開催され、地元の歌手などが米坂線の復旧を願い歌を披露しました。また、吉村知事も会場を訪れ、住民の移動手段としての米坂線の必要性を訴えました。

吉村知事「通学や通院、米坂線は沿線住民にとって大事な路線。沿線市町村の連携を深め交流人口拡大に取り組んでいきたい」

その後、吉村知事らは米沢駅から米坂線に乗車し、長井市の今泉駅まで乗り心地などを体験しました。