大蔵村のキャッシュレス決済 村営バスの乗車でも利用可能に 今後は観光客の利便性向上つなげる
大蔵村ではことし3月から村内の飲食店などでキャッシュレス決済が利用できるデジタル地域通貨を導入しています。そのデジタル地域通貨が1日からバスの乗車でも利用できるようになり、住民向けに実演が行われました。
大蔵村とNTT東日本山形支店などがことし3月に導入したデジタル地域通貨「くらポ」。この「くらポ」は現金を電子マネーとしてチャージし、村内の飲食店や旅館でキャッシュレス決済ができるシステムです。
この「くらポ」を使って、1日から村営バスの乗車運賃を支払うことが出来るようになり、住民向けの説明会が開かれました。利用者がバスに設置された2次元コードを読み取ることで、スマートフォンのGPS機能とバスの位置情報からバス停を確認し、運賃を自動で支払います。
利用者「慣れるまで大変だと思うがやってみると便利だと感じた」
今回、「くらポ」を使って乗車運賃の支払いが出来るのは、肘折温泉と新庄市を結ぶ村営バス「肘折ゆけむりライン」です。
NTTネクシア小林建介さん「バスの運賃を『くらポ』を用いて支払うことで利便性の向上だけではなく日常で使うことでより普及していくといい」
「くらポ」は、大蔵村のイベントに参加するとポイントが貯まるサービスも行っています。村は「くらポ」を通して観光客の利便性の向上にもつなげたいとしています。