×

国内初 貸し切りコンテナ使い日本酒9000本をインドに出荷 山形市の業者が商機探る

2024年7月11日 17:47
国内初 貸し切りコンテナ使い日本酒9000本をインドに出荷 山形市の業者が商機探る

日本酒の輸出に取り組む山形市のコメ卸売業者が11日、国内初の試みとして貸し切りコンテナを使って9000本を超える日本酒をインドに向けて出荷しました。

インドに向けて出荷されたのは、山形と新潟合わせて7つの酒蔵の23銘柄、およそ9400本の日本酒です。
インドに現地法人を持つ山形市のコメ卸売業者「アスク」がインドの酒メーカーと販売契約を結び、日本で初めてコンテナを貸し切った大規模な日本酒の輸出を実現させました。

ASUKU INDIA河合龍太社長「インドの日本食レストランのオーナーと話をする中で日本酒を輸入してもらいたい。安定的に入れてもらいたいという声を数多くいただいていた」

県酒造組合によりますと、これまで県産の日本酒がインドに輸出された例はほとんどないということです。現地での日本酒の知名度は低いものの、世界最多の14億人の人口を抱えるインドで新たな商機を見出したい考えです。

ASUKU INDIA河合龍太社長「インドの現地の人にファンを作っていく活動をしていかないと長続きしないと思っている。ファンづくりをするためのイベントや試飲会の開催が重要になってくる」

出荷された日本酒は船でインドに輸送され、秋ごろから北部の州のおよそ50店舗で販売される予定です。