委託料530万円を不正受給 障害者支援のNPO法人 事務局長がうその申請繰り返す 山梨

　障害者らの移動支援事業を巡り昭和町のNPO法人がうその申請を繰り返し、甲斐市と昭和町から計約530万円の委託料を受け取っていたことが分かりました。

　委託料の不正受給が発覚したのは昭和町のNPO法人「ライトスタッフ」です。

　市と町によりますと、ライトスタッフは2022年以降、移動支援事業でのサービス提供の実績がないのにうその実績記録表を作成。計596回にわたって不正請求を繰り返し、委託料として甲斐市から190万円、昭和町から344万円を受け取っていました。

　ライトスタッフは21日、不正受給した約530万円を利息とともに全額返還しました。

　ライトスタッフによりますと、不正請求をしていたのは事務局長の男性職員で、聞き取りに対し「借金の返済にあてた」などと話しているということです。
　
　代表を務める弁護士は取材に対し「不正を発見すべき立場にもかかわらず、大変申し訳ない」と話しています。