「+1」「+44」に注意 不審電話 1~5月で700件超 去年2倍上回るペース 山梨県
今年に入り県内では詐欺とみられる不審電話が急増していて、5月までの認知件数は700件を超え、去年の同じ時期の2倍以上のペースで推移しています。
最も多いのは音声ガイダンスを使った架空請求で、警察が注意を呼びかけています。
県警によりますと、今年に入り認知した不審電話は2月に146件と大きく増えたあと、3月と4月も120件ペースで推移。
さらに5月は216件と倍増しました。
1月から5月までの合計は700件を超え、去年の同じ時期の2倍以上に上ります。
中でも最も多いのは音声ガイダンスを使った架空請求です。
不審電話の実際の音声
「実際の音声現在ご利用中の電話回線にて未納料金が発生しているため法的処置へ移行致します」➡「お待たせしましたNTTファイナンスおおたにがお電話対応致します」
音声ガイダンスを使った不審電話の多くは番号が「+」で始まり、アメリカなどの国を表す「1」や「44」が続くのが特徴です。
警察は被害防止には電話の音声を自動録音する「詐欺抑止装置」の設置が効果的だとしています。