犯罪被害の外国人向けに容疑者の似顔絵作成シート 複数のイラスト選び容姿伝える 英語など4言語対応
大阪・関西万博を控え、警察は、外国人が犯罪被害などに遭った際、捜査員が容疑者の似顔絵を描くため聞き取りの際に使用するシートを作成しました。
20日、大阪府警はJR大阪駅で、犯罪被害などに遭った外国人に向けて作られた捜査用の似顔絵を作成するシートのデモンストレーションを行いました。
このシートは、英語や中国語など4つの言語に対応していて、被害者は通訳がなくても、顔のパーツや特徴などが描かれた複数のイラストを選ぶだけで、容疑者の容姿を伝えることができます。
大阪府警鑑識課 似顔絵係 地主倫弘 主任
「被害に遭われた方から似顔絵を描くのは早ければ早いほどいいので、似顔絵捜査員がすぐに作成できるようにこういうシートを開発すればいいのではないかということで、ここ(今回)につながった」
大阪府警は、多くの外国人の来場が見込まれる大阪・関西万博などでも活用したいとしています。