民主党 延長合意受け3党協議行いたい考え
16日に閉会する予定だった臨時国会の会期をめぐり、民主・自民など与野党の幹事長が16日朝に会談し、30日まで延長することで合意した。今回の合意を受け、民主党は11年度第3次補正予算案の成立に向けて、自民・公明両党との3党協議などを速やかに行いたい考え。
民主党・輿石幹事長は16日朝に野党側に対し、国会の会期を30日まで14日間延長することを提案した。これに対し、通年国会を求めるみんなの党を除く、野党各党は30日までの延長を受け入れた。政府・民主党はあくまでも16日に閉会する方針だったが、野党側の強い反発を受け、延長へと急きょ、方針転換した形。
この合意を受け、民主党は第3次補正予算案の成立に向けて、自民・公明両党との3党協議などを速やかに行いたい考え。公明党は輿石幹事長との会談後、早速、3党協議に応じる考えを示した。
しかし、突然の方針転換で会期延長を決める民主党執行部の手法に対しては、野党だけでなく民主党内からも不信や強い反発の声が上がっており、今後にしこりも残りそうだ。