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教団トップと「お会いした」…山際経済再生相 野党は「瀬戸際大臣」と批判

2022年10月3日 18:54
教団トップと「お会いした」…山際経済再生相 野党は「瀬戸際大臣」と批判

参議院選挙後、初めての本格的な論戦の場となる臨時国会が3日、召集されました。いわゆる“統一教会”を巡ってはこの日、山際経済再生相が突如、教団トップと面会していた事を明らかにしました。接点が次々と浮上し、野党からは批判の声があがっています。

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3日の所信表明演説は、岸田首相の決意で始まりました。

岸田首相
「足元の物価高への対応に全力をもって当たり、日本経済を必ず再生させます」

そんな中、話は“あの問題”に……。

岸田首相
「旧統一教会との関係については、国民の皆様の声を正面から受け止め、説明責任を果たしながら、信頼回復のために各般の取り組みを進めてまいります」

野党からは、演説の最中にも、「隠しちゃダメだよ」、「(細田)議長の責任説明は?」とヤジが飛び交いました。

いわゆる“統一教会”と政治の問題を巡り、野党はこの臨時国会で、安倍元首相と教団との関係についての追加調査や、細田衆院議長の詳しい説明を求める方針です。

一方、岸田首相は自身の“聞く力”を生かし、問題の解決に導きたいとしています。

岸田首相
「『厳しい意見を聞く姿勢にこそ、政治家・岸田文雄の原点がある』との初心を改めて肝に銘じながら、全力で取り組んでまいります」

     ◇

しかし、3日も、教団との“新たな事実”を明かした人物がいました。

山際経済再生担当相
「私自身は、その代表の方にどこかでお会いした記憶があったんです」

突如、教団の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁と「会った事がある」と、山際経済再生担当相が明かしたのです。

きっかけは、“1枚の写真”でした。2018年の教団のイベントで花束を受け取る韓総裁の後ろに、山際大臣が写り込んでいることを、報道陣から指摘されていました。

山際経済再生担当相
「マスコミの方からご指摘をいただいて、確認をして、写真も見て、『あ、この時だったんだ』と」
「“その方にお会いしたことがある”という記憶と合致していますから、『その通りだ』というふうに申し上げたんですね」

その詳細を問われると、山際大臣は曖昧な表現で答えました。

山際経済再生担当相
「私の記憶とも合致するんですが、宴会場のような会場だったと思います」
「一言二言、『こんにちは』ぐらいのことは言ったかもしれません」

この日になって、山際大臣が教団トップと会っていた事を公表した理由については……。

山際経済再生担当相
「『どこかで会ったな』というのは、覚えていたんですけれども、『それがどこだったか、分からない』という状況で、お話しするのは不正確なので、お話をしなかった」

“後出し”で、教団との接点が次々と浮上しています。

山際経済再生担当相
「これからも、もしかしたら、そういう事があるかもしれないですが、新しいものが出てくれば、速やかに対応はしたい」

こうした山際大臣の姿勢に、野党は反発を強めています。

立憲民主党 泉代表
「“瀬戸際大臣“、“後出し大臣”ーー」
「散々、周りから証拠を出してきて、初めて真実を明らかにする。お辞めいただくのが、ふさわしいのではないかと思います」

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また、教団と自身の接点について、「文書で追加説明をする」としている細田議長にも、報道陣からは質問が飛びました。

――カメラの前で、説明しないんですか?

細田議長
「なるべく早く(文書を)出しますよ」

――記者会見する予定はありますか?

細田議長
「なるべく早く出します」

終わりが見えない教団の問題。岸田首相の演説に対する代表質問は、5日から始まります。

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