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坂本花織 目標は“世界選手権連覇”&鍵山優真“4回転4種5本”を宣言「全てが挑戦」

2022年7月10日 12:26
坂本花織 目標は“世界選手権連覇”&鍵山優真“4回転4種5本”を宣言「全てが挑戦」
坂本花織選手(左)と鍵山優真選手(右)が全日本シニア合宿に参加(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
フィギュアスケートの全日本シニア強化合宿が9日、長野県・軽井沢町で公開され、22年世界選手権優勝の坂本花織選手(22)や、北京五輪銀メダルの鍵山優真選手(19)ら、トップスケーターが参加しました。

坂本選手は新ショートプログラムのジャネット・ジャクソンメドレー『Rock with U/Feedback』を練習し、北京五輪アイスダンス銅メダルのザカリー・ドノヒュー氏(アメリカ)から、スケーティングや表現の指導を受けました。

合宿の手応えについて坂本選手は「上半身が動かないのと、足のクッションが使えていないことが分かったので、今後意識してやっていく」とコメント。今季の目標を聞かれると「世界選手権(の開催地)が埼玉。前のシーズンに続いて優勝できるように頑張る」と、意気込みました。

鍵山選手は4回転サルコーや4回転トーループを次々に着氷。今季は4回転ルッツを新たに習得し、フリーでは4種類の4回転ジャンプを5本組み込む、高難易度の構成に挑むことを明言。

「新しい4回転ルッツもそうですし、スピンもガラッと変わった。プログラム自体も今までやったことがないような系統なので、全てが挑戦になる」

そして合宿には、昨季全日本ジュニアを制した島田麻央選手(13)が、ジュニア1年目ながら参加。日本の女子選手で唯一成功している4回転トーループを着氷しました。

今後の活躍を期待される島田選手ですが、26年ミラノ・コルティナ五輪には年齢制限により参加できません。今年6月、国際スケート連盟はフィギュアスケートの五輪などへの参加年齢を15歳から17歳に引き上げました。

島田選手は「残念とは思っていなくて、まだ実力が足りていない。自分が出られる8年後の五輪に選んでいただけるように頑張っていきたい」と、話しました。

8年後の2030年冬季五輪は、札幌が開催地の候補であることを聞かれると「自分が出られる五輪がその年なので、日本で開催されたらうれしい」と、瞳を輝かせていました。