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池江璃花子 今年最後のレースで優勝

2021年11月20日 19:13
池江璃花子 今年最後のレースで優勝

◇東京スイミングセンター 第52回 優秀選手招待水泳競技大会(20日、東京SC、豊島区)

東京五輪日本代表の池江璃花子選手が50m背泳ぎに出場しました。

「(これまで)出てなかったので、最後に出ておこうかなと」

専門外とはいえ、予選を29秒71とトップで通過。

決勝もトップを譲らず、29秒37でフィニッシュしました。

今年はこれが最後のレース。今年1年を振り返っては「良い形で始まったんですけど、中途半端な形で夏を終えてしまって、すごく悔しい気持ちもある」と語りました。

4月の日本選手権で4冠を達成し、東京五輪への出場権をつかんだ池江選手。その後はコロナ禍でチームメートと一緒に練習できない時期が続き、悩んだこともあったといいます。

「ずっと孤独な状態で練習やっていたというのがあって。寂しい気持ちもそうなんですけど、お互い頑張ってる選手がいることでずっと頑張れていた練習が、急に1人になった。周りに誰もいない中で、練習するのが辛くて、練習に身も入らず、ずるずる引きずって」

五輪後は自分を戒め、夏に記録を伸ばせなかった分、この後どう伸ばせるか、反省したということです。

「一番は練習を頑張ることしかないなと改めて思ったので、気持ちを入れ直して、いま練習に臨んでいます」

来年3月には世界選手権への選考会に出場し、5月の世界選手権を目指す池江選手。

「これから来年の世界選手権だったり、パリ(五輪)に向けて泳いで頑張るだけだと思うので、とにかく上を見据えながら頑張りたいと思います」と意気込みました。