ウクライナから避難の子どもたち21人 表情で伝える“思い”
今回撮影に参加したのは、現在は東京や神奈川、埼玉、千葉、山梨に住む1歳から13歳の子どもたち。ウクライナへの思いを胸に、まっすぐ前を見つめる姿が映されています。子どもたちの様子について宮本さんは「3歳だとまだ状況をわかってない感じがしましたが、5歳ともなると何を訴えたいか分かっていて、11歳の子は説明しなくても強い意志を訴える表情でした。年齢によって伝えたいことは違うだろうけど、“ウクライナのことをもっと思って”というのは共通して伝えたいことだと感じました」と語りました。
■21人の撮影中には涙が止まらなくなってしまった子も
撮影では「母国のことや、離ればなれになっている家族のことを考えて」と声をかけたといい、中には、涙が止まらなくなってしまった子もいたといいます。「本当のことはわからないけれど、いまの(ウクライナの)状況がつらいのかもしれないし、いまのつらい状況を撮影されるのがつらいということかもしれない。悲しいとも怒りとも違った表情でした」と明かしました。
写真は「同い年くらいの子どもたちに見てほしい」という宮本さん。「漠然としたものでは心は動かないけど、一人ひとりを見ることで感じることがある」と語ります。
今回の展示には、宮本さんの“子どもたちは ウクライナから避難してきた子どもたちは知っているんです おとなが何をしているのか 自分たちの都合で何をしているのか”とのメッセージが添えられています。写真は15日まで展示されています。