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ウクライナから避難の子どもたち21人 表情で伝える“思い”

2023年1月12日 20:40
ウクライナから避難の子どもたち21人 表情で伝える“思い”
ウクライナから日本に逃れた避難民
東京・表参道駅のコンコースに展示されている21人の子どもたちの写真。この子たちは、ロシアのウクライナ侵攻により日常を奪われ、日本に逃れてきた避難民です。子どもたちを撮影したのは、これまで、日本に住むウクライナにルーツのある方など、当事者たちの表情を切り取りメッセージを発信してきた写真家の宮本直孝さんです。

今回撮影に参加したのは、現在は東京や神奈川、埼玉、千葉、山梨に住む1歳から13歳の子どもたち。ウクライナへの思いを胸に、まっすぐ前を見つめる姿が映されています。子どもたちの様子について宮本さんは「3歳だとまだ状況をわかってない感じがしましたが、5歳ともなると何を訴えたいか分かっていて、11歳の子は説明しなくても強い意志を訴える表情でした。年齢によって伝えたいことは違うだろうけど、“ウクライナのことをもっと思って”というのは共通して伝えたいことだと感じました」と語りました。

■21人の撮影中には涙が止まらなくなってしまった子も

撮影では「母国のことや、離ればなれになっている家族のことを考えて」と声をかけたといい、中には、涙が止まらなくなってしまった子もいたといいます。「本当のことはわからないけれど、いまの(ウクライナの)状況がつらいのかもしれないし、いまのつらい状況を撮影されるのがつらいということかもしれない。悲しいとも怒りとも違った表情でした」と明かしました。

写真は「同い年くらいの子どもたちに見てほしい」という宮本さん。「漠然としたものでは心は動かないけど、一人ひとりを見ることで感じることがある」と語ります。

今回の展示には、宮本さんの“子どもたちは ウクライナから避難してきた子どもたちは知っているんです おとなが何をしているのか 自分たちの都合で何をしているのか”とのメッセージが添えられています。写真は15日まで展示されています。

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