マザーズバッグを“ペアレンツバッグ”に…子育ての固定観念を変えるプロジェクトが話題
■みんなで子育てを…言葉1つで変えたい“意識”
手がけたのは、育児雑貨ブランド・MATO by MARLMARL。“ペアレンツ=子育てに携わるすべての人”と定義し、社会全体で子育てできる未来を目指して“マザーズバッグをペアレンツバッグへと更新しましょう”と提案しています。なぜいま“ペアレンツバッグ”という呼び方を打ち出したのでしょうか。
3児の父でもあるブランドの代表・深澤和弥さんは「今回テーマにしたのは“ペアレンツバッグ”つまり“言葉選び”です。アイテムの捉え方。それはとても小さなことですが、まずは言葉に意識を向けてみませんか?と提案します」と語り、少しずつ“みんなで子育てする”という意識を根付かせたいといいます。
■“意識付け”は身の回りの小さなことから
少子化を受け、重要視されている“子育て支援”。育児・介護休業法が改正され、去年10月から『育休』とは別に子の出生後8週間以内に4週間まで『産後パパ育休』が取得可能になりました。
ジェンダーにかかわらず子育てをしていこうという風潮は強まり、最近では様々なブランドやメーカーから、ジェンダーニュートラルなデザインのバッグが販売されています。深澤さんを取材すると「子育てをより良くする環境づくり、意識づけは、身の周りの小さなことからでもできることがあるということ。“みんなで子育てする”という雰囲気を、性別、年代、子どもの有無に限らず社会で全体でつくっていこうよ、ということを伝えたいです」と明かしました。
プロジェクトの発表を受け、SNSでは「マザーズバッグって呼び方に違和感があった」「言葉で意識が変わる」「普段使いにも良さそう」などの声が広がっています。