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坂東巳之助「全く決まっておりません」 区切りの出演『新春浅草歌舞伎』以降のスケジュールは空白

2024年1月13日 21:45
坂東巳之助「全く決まっておりません」 区切りの出演『新春浅草歌舞伎』以降のスケジュールは空白
坂東巳之助さん
東京・浅草で上演されている『新春浅草歌舞伎』(26日千穐楽)に出演する、歌舞伎俳優の坂東巳之助さん(34)に日本テレビアナウンサー・市來玲奈がインタビュー。一区切りを迎える舞台出演への思いを伺いました。

今年で40回目を迎えた『新春浅草歌舞伎』は、1980年に『初春花形歌舞伎』として、浅草での歌舞伎興行が復活し、2003年に『新春浅草歌舞伎』と名称を変え、若手俳優が大役に挑むことができる“若手歌舞伎俳優の登竜門”として、これまで公演を積み重ねてきました。

――今回の『新春浅草歌舞伎』の見所を教えてください。

いわゆる歌舞伎の時代物、世話物、そして舞踊という、3つ大きく分けてジャンルに分かれると思うんですけども、第1部・第2部ともに全部一度に楽しんでいただけるというところが非常に大きな見所じゃないかなと思います。

■10年かけて学んだことは“30分早く家を出る”

これまで『新春浅草歌舞伎』を引っ張ってきた尾上松也さん(38)、中村歌昇さん(34)、坂東新悟さん(33)、中村種之助さん(30)、中村米吉さん(30)、中村隼人さん(30)、そして坂東巳之助さんの7人が、今回の出演が一区切りとなります。

――今回の出演で、一区切りだと伺っています。どのような気持ちですか?

来年以降、浅草という長年過ごしてきた居場所がなくなって、自分が一体どこへ行くのか全くわからない状態なので、そういう意味では不安もあります。現時点では誰が入ってくるのか分からないですけども、若手のみんなが集まって新しい『新春浅草歌舞伎』を来年以降も作っていってくれると思うので。そこにしっかりバトンを渡せるように、最後の2024年の『新春浅草歌舞伎』っていうのを千穐楽までしっかり勤めなきゃなというような思いでおります。

――『新春浅草歌舞伎』で学んだことは?

来年以降、舞台を担っていってくれるであろう、僕たちの後輩にも声を大にして言いたいことですけども…。“(正月)三が日は、いつもより30分は早く家を出た方がいい”。浅草に着いてから劇場に行くまでに30分は余計にかかると思っておいたほうがいい、盛り上がっているから。ちゃんと体力にも余裕を持っておいた方がいい、劇場に着くまでに疲れちゃうから。早めに出るのとしっかり体力に余力を残して、劇場の楽屋にたどり着けるようにしておくというのを、10年かけて学びました。

――2024年、仕事の面やプライベートの面は、どういった1年にしていきたいですか?

実はですね…。『新春浅草歌舞伎』以降のスケジュールというのがですね、全く決まっておりません。言えることがないとか発表できることがないとかじゃなくて、マジで決まっていないんです。やってみたいこととか、うかつに言えないですね。例えば、海外旅行に行きたいとか言って、これで決まっていない、この先のスケジュールがバタバタと立て込んで、海外旅行なんか行けるタイミングがなかったなって言って2024年を終えた時に、何か損した気分になるじゃないですか。あと2か月後ぐらいにもう一回聞いてもらっていいですか。

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