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森山未來 「この作品で来られて、本当に光栄です」 ベネチア国際映画祭に初参加

2023年9月6日 22:35
森山未來 「この作品で来られて、本当に光栄です」 ベネチア国際映画祭に初参加
映画祭に参加した、塚本晋也監督、塚尾桜雅さん、森山未來さん(左から)
俳優の森山未來さんが現地時間5日、第80回ベネチア国際映画祭に登場。初参加した映画祭への思いを明かしました。

今回、新鮮で革新的な作品で構成されるオリゾンティ・コンペティション部門に出品された映画『ほかげ』に出演している森山さん。映画のメガホンをとった塚本晋也監督(63)と子役の塚尾桜雅(おうが)さん(8)と映画祭に参加しました。

映画は終戦直後、生き延びた人々が抱える痛みと闇を真摯(しんし)に描いた物語。上映終了後には、約8分間のスタンディングオベーションが巻き起こりました。

腕が動かない謎の男役を演じた森山さんは「ヨーロッパの映画祭に参加したのは僕自身初めて。ベネチア国際映画祭という場所にこの作品で来られて、本当に光栄です。監督の込めた祈りやエネルギーがこれからどういう風に観客に届いていくのだろうと楽しみでもあります」と語りました。

また、映画『斬、』以来5年ぶりの出品となった塚本監督は「実は、『ほかげ』は僕自身がとっても好きな映画にできたんです。また、今回、このような大きなスクリーンで上映できて嬉しかったですし、お客さまが皆、息を詰め、集中して観てくださっていて、観終わった後に、祈りの思いが伝わったという感触を非常に強く感じられました。とても嬉しいです」と話しました。

金獅子賞などの受賞発表と授賞式は、現地時間9日に行われる予定です。