アメリカのロックバンド・KISSが、11月30日に東京ドームで、最後の来日公演を開催しました。

1973年に結成。翌年にレコードデビューし、およそ半世紀にわたりロック界を牽引するKISS。

2019年1月から、バンドとして最後の世界ツアー『END OF THE ROAD WORLD TOUR』をスタート。同年12月に日本公演が行われ、ボーカルのポール・スタンレーは「大好きな日本にサヨナラを言いに来た」と挨拶をしていました。しかしその後、新型コロナウイルスの感染拡大によって、ツアーのスケジュールが大幅に組み直されることに。

そんな中、ファンからの要望やメンバーの思いもあり、日本でのアンコール公演が決定。一夜限り、“正真正銘の最後の日本公演”が実現したんです。

ライブは「The Hottest Band in the World，KISS！（世界でいちばん熱いバンド、KISS！）」のアナウンスとともに、代表曲、『デトロイト・ロック・シティ』からスタート。メンバーたちが炎にまみれ火花散るステージに舞い降りました。『狂気の叫び』『ロックン・ロール・オール・ナイト』など19曲を熱唱し、ベースのジーン・シモンズが火吹きパフォーマンスを披露するなど、迫力の演出で観客を魅了しました。

約2時間におよんだステージ。メンバーが立ち去る際に「We love you！ Good night！！」という言葉を残し、最後の日本公演は幕を閉じました。