坂東新悟「舞台上に4時間近くいる」 一区切りを迎える『新春浅草歌舞伎』への思い
坂東新悟さん
東京・浅草で上演されている『新春浅草歌舞伎』(26日千穐楽)に出演する、歌舞伎俳優の坂東新悟さん(33)に、日本テレビアナウンサー・市來玲奈がインタビュー。一区切りを迎える舞台への心境、そして2024年の目標を伺いました。
次世代を担う“若手歌舞伎俳優の登竜門”として44年の歴史を持つ『新春浅草歌舞伎』。若手が大役に挑み、互いが切磋琢磨(せっさたくま)する成長と飛躍の場として、重要な役割を担っています。
次世代を担う“若手歌舞伎俳優の登竜門”として44年の歴史を持つ『新春浅草歌舞伎』。若手が大役に挑み、互いが切磋琢磨(せっさたくま)する成長と飛躍の場として、重要な役割を担っています。
■坂東新悟「間違いなく自分史上一番大変な月」
これまで公演を引っ張ってきた尾上松也さん(38)をはじめ、中村歌昇さん(34)、坂東巳之助さん(34)、中村種之助さん(30)、中村米吉さん(30)、中村隼人さん(30)、そして坂東新悟さん(33)の7人が、今回の出演で一区切りとなります。
――今回の『新春浅草歌舞伎』の見どころを教えてください。
(中村)橋之助さんと(中村)莟玉さんを除くメンバーは、今年で最後になりますので。そういったところでみんな三役四役、ほとんどの演目に出て、奮闘しておりますので、そこはすごくお客様に楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。僕が多分出演している時間としては一番長いかなと思っております。舞台上に4時間近くいるんじゃないかと。自分の人生でこれだけの大役をひと月に、しかも全部初役で勤めさせていただくというのはなかったことなので、間違いなく自分史上一番大変な月になるだろうなと思っております。
――今回、出演が一区切りになりますが、お気持ちはいかがですか?
寂しい気持ちも、もちろんありますけれども、これで歌舞伎が終わるわけではないので、この先いろんな劇場で重要な役を担っていけるように、先々に繋がっていけるようにしないといけないなと思って。気を引き締めているところですね。
――『新春浅草歌舞伎』というのはどういった場所ですか。
若手の聖地というか、ある意味みんなの憧れであってほしいなっていう意味で、“甲子園のような場所”かなと、僕の中では捉えているんですけども。地域全体で、この浅草歌舞伎を盛り上げてくださるので、我々も終演時間を早めに設定して、お客様が浅草の街を終演後に楽しんでいただくことができるように、お互い持ちつ持たれつという関係がすごく楽しい場所かなと思っています。
――今回の『新春浅草歌舞伎』の見どころを教えてください。
(中村)橋之助さんと(中村)莟玉さんを除くメンバーは、今年で最後になりますので。そういったところでみんな三役四役、ほとんどの演目に出て、奮闘しておりますので、そこはすごくお客様に楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。僕が多分出演している時間としては一番長いかなと思っております。舞台上に4時間近くいるんじゃないかと。自分の人生でこれだけの大役をひと月に、しかも全部初役で勤めさせていただくというのはなかったことなので、間違いなく自分史上一番大変な月になるだろうなと思っております。
――今回、出演が一区切りになりますが、お気持ちはいかがですか?
寂しい気持ちも、もちろんありますけれども、これで歌舞伎が終わるわけではないので、この先いろんな劇場で重要な役を担っていけるように、先々に繋がっていけるようにしないといけないなと思って。気を引き締めているところですね。
――『新春浅草歌舞伎』というのはどういった場所ですか。
若手の聖地というか、ある意味みんなの憧れであってほしいなっていう意味で、“甲子園のような場所”かなと、僕の中では捉えているんですけども。地域全体で、この浅草歌舞伎を盛り上げてくださるので、我々も終演時間を早めに設定して、お客様が浅草の街を終演後に楽しんでいただくことができるように、お互い持ちつ持たれつという関係がすごく楽しい場所かなと思っています。
――今年はどのような1年にしていきたいですか?
基本的には、今まで取り組んできたことと変わらない。今までやってきたことを継続していくっていうことですけども、こうして若手の公演という枠を一つ抜けるということなので、少しでも歌舞伎役者として独り立ちできるように、立派な役者になっていかないといけないかなと思っております。