1995年発売の『スウィーティガム』なぜ復活させたのか担当者を取材 販売は11月までを予定
『スウィーティガム』は、1995年~2006年頃に販売していた スウィーティ香料使用のガム。開発当時、日本でなじみの薄かったスウィーティは、グレープフルーツに比べ酸味が少なく食べやすい果実で、市場に広まれば必ず人気が出ると考えられ、知名度が高まるタイミングでガムとして発売されたといいます。当時若者を中心に大ヒットを記録し、発売元のロッテによると「これまでで皆様に食べていただいたスウィーティガムを1枚1枚繋げた長さは・・・なんと地球5周分以上」だということです。
1992年に発売された『マスカットガム』は、マスカットの芳醇(ほうじゅん)な香りに注目し、中でもマスカットで一番おいしい部位といわれる「種の周りの甘く芳醇な香り」をガムで再現したといいます。1994年頃に若い女性を中心にマスカットブームが到来し、人気を集めたといいます。また、CMソングには、安室奈美恵さんが所属していた『SUPER MONKEY'S 4』の楽曲『愛してマスカット』が起用されていました。
担当者は復活の経緯について「スウィーティガム、マスカットガムは、発売当時10〜20代のお客様を中心にご支持いただきました。90年代後半から2000年代にかけて板ガムから粒状のガムに需要がシフトしたこともあり、生産を終了いたしました。その後、約20年経過し、当時ご愛顧くださっていた世代である現在の30〜40代ぐらいのお客様を中心に“復活してほしい”というお声をいただきました。また、2022年4月に弊社が実施した『推しガム総選挙』でスウィーティガム、マスカットガムがもっと若い世代のお客様にも人気が高いことがわかりました。当時を知るお客様だけではなく、若い世代のお客様にも、もっと板ガムを噛んでいただきたいと考え、この度、復活させることにしました」と明かしました。
スウィーティガムとマスカットガムは、11月まで販売を予定しているということです。