AI技術で葛飾北斎がよみがえる 自分だけの浮世絵風の似顔絵が 没入型の美術展が開催へ
■名画が動き出す 体験型美術展
過去2度の開催では累計55万人以上(主催者発表)を動員した『Immersive Museum』は、芸術作品を映像コンテンツ化し、屋内空間の壁面と床面全てを埋め尽くす没入映像を大音量の音楽とともに楽しむことができる、体験型の美術展です。
今回は『印象派と浮世絵』に焦点を当て、印象派・ポスト印象派で知られるゴッホやモネに、日本を代表する浮世絵作家である、葛飾北斎や歌川広重らの作品が海を越え与えた影響を、没入型体験コンテンツとして展開します。
また、活気あふれる江戸を描いた『熈代勝覧』をはじめとする多くの作品が、最新技術によって動き出し、来場者を絵画の世界へ引き込みます。
■最新技術で浮世絵師が現代によみがえる “AI北斎”
去年“AIゴッホ”が導入され、今年は新たに“AI北斎”が登場。体験者から出身地を聞き、白紙の掛け軸の中にその出身地を象徴した背景とともに浮世絵を刷り上げます(1回500円)。
AI北斎では、葛飾北斎が使用した色を分析し、カラーパターンも再現しています。また、指定する出身地は、都道府県だけでなく細かい市町村の指定まですることができます。さらに、日本のみならず海外も指定することができ、一風変わった浮世絵を楽しむこともできます。