映画『ＨＯＫＵＳＡＩ』の公開を記念した、オンライントークＬＩＶＥ【北斎大学】−ＨＯＫＵＳＡＩ　ＣＯＬＬＥＧＥ−が３０日に行われ、美術に造詣が深いことでも知られるアイドル・和田彩花さんや国際浮世絵学会名誉会長などを務める小林忠さんらが登場しました。

俳優の柳楽優弥さんと田中泯さんがダブル主演を務める、映画『ＨＯＫＵＳＡＩ』（５月２８日公開）は、ゴッホやモネなどを始め、世界中の芸術家たちに影響を与え続けている天才絵師・葛飾北斎の知られざる生涯を描いた作品。イベントでは北斎の人生や作品などについて、“北斎愛”あふれるトークが繰り広げられました。

■和田　北斎に感心「その行動はすごい」
“得意な分野をあえて捨てる”というスタイルで、生涯現役を貫き、多くの作品を世に送り出してきた北斎。その姿に和田さんは「自分が得意とすることをわざわざ切り捨てるというか、捨ててまた違うジャンルに行くっていう、その行動はすごいと思います」と感心した様子で話しました。

■和田「作品の理解を深めるきっかけになったら」
１時間以上、北斎の人生や作品のすごさについて語り合った今回のイベント。感想を聞かれた和田さんは「北斎と言えばイメージする波の絵から始まり、他の浮世絵の作品はもちろん、今回は肉筆画の説明まで先生方にしていただいたので、本当に楽しい時間でした。これを踏まえて映画を見ることで、北斎の人生だったり、北斎の生きた時代、または周囲の人物含めて、北斎っていう人の理解だったり、作品の理解を深めるきっかけになったらいいなと思っております」と笑顔で話しました。

ちなみに、和田さんが一番好きな北斎の作品は『冨嶽三十六景　尾州不二見原』だということです。

（Ｃ）２０２０　ＨＯＫＵＳＡＩ　ＭＯＶＩＥ