『マジンガーZ』などのアニメソングで知られる歌手の水木一郎さんが、リンパ節転移、脳転移を伴う肺がんを患い治療中であることを26日、所属事務所の公式ホームページで発表しました。

所属事務所によると、水木さんは2021年4月に声帯不全麻痺の症状をきっかけに検査をした結果、リンパ節転移、脳転移を伴う肺がんが見つかったということです。

所属事務所は「これらのがんに対しては、放射線治療や薬物療法により病変が落ち着くまでに効果を得ておりますが、現在も定期的に検査をしつつ治療を続けています」と現在の病状について説明しました。

さらに、今年に入って新たな肺がんが見つかったということですが、6月に手術を行い、経過は良好だと報告。水木さんの現状についても「音声機能については声帯内注入術を実施するとともに言語聴覚士によるリハビリを実施、運動機能については理学療法士によるリハビリを受けて、歌手活動を続行できるよう、日々、励んでおります」と明かしました。

また、所属事務所は「現在、徐々に活動を再開しており、この夏以降もライブ・イベントなどのスケジュールが入っているほか、アニソンデビュー50周年の企画も進行中です。以前のようなパフォーマンスを取り戻すことは決して簡単ではありませんが、これからも、この病と向き合いながら、『生涯現役』を目標に活動を続けたいと水木も意欲を見せています」と、水木さんの復帰への意欲についても明かしました。

水木さんは、26日に自身のツイッターを更新し「これからも生涯現役目指しますので、応援よろしくお願いします。頑張るゼーット！」とコメントしています。

水木さんは、『マジンガーZ』や『キャプテンハーロック』、『仮面ライダー』シリーズなど持ち歌は1200曲を超え、『アニメソング界の帝王』として知られています。