“ジブリは一冊の雑誌から始まった” ジブリの原点を振り返る展覧会 入り口では『ネコバス』がお出迎え
『アニメージュとジブリ展』 (c) Studio Ghibli
スタジオジブリの原点を振り返る展覧会『アニメージュとジブリ展』が、東京・松屋銀座8階イベントスクエアで開催されています(~1月23日)。その見どころを取材しました。
1978年に創刊された商業アニメ雑誌『アニメージュ』。アニメ作品の紹介、ストーリーガイドをはじめ、作品の裏方として脚光を浴びることのなかった業界内部、作家や制作に関わる人々をクローズアップし、場面写真や制作の舞台裏をみることができるインタビュー記事を掲載するなど、ファンからのニーズに応えてきました。
その『アニメージュ』の創刊当時から80年代に焦点をあてた本展覧会では、まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、1979年に登場した『機動戦士ガンダム』によりアニメが大きく飛躍するブーム期を紹介。
さらに『アニメージュ』を創刊から支え、編集者でありながらスタジオジブリ誕生への道筋をつくった鈴木敏夫さんが、高畑勲さん・宮﨑駿さんと出会い、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の映画製作に傾倒するまでの道のりを振り返ることができます。
1978年に創刊された商業アニメ雑誌『アニメージュ』。アニメ作品の紹介、ストーリーガイドをはじめ、作品の裏方として脚光を浴びることのなかった業界内部、作家や制作に関わる人々をクローズアップし、場面写真や制作の舞台裏をみることができるインタビュー記事を掲載するなど、ファンからのニーズに応えてきました。
その『アニメージュ』の創刊当時から80年代に焦点をあてた本展覧会では、まだアニメという言葉さえ広がっていない時代から、1979年に登場した『機動戦士ガンダム』によりアニメが大きく飛躍するブーム期を紹介。
さらに『アニメージュ』を創刊から支え、編集者でありながらスタジオジブリ誕生への道筋をつくった鈴木敏夫さんが、高畑勲さん・宮﨑駿さんと出会い、『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』の映画製作に傾倒するまでの道のりを振り返ることができます。
■入り口では“ネコバス”がお出迎え 一緒に写真撮影も
会場に入ると、まず出迎えてくれているのがネコバス。撮影スポットとなっていて、ネコバスに乗っているかのような写真を撮影することができます。そして奥に進むと1970年代後半のアニメブームを、当時のアニメ映画ポスター、アニメグッズ、セル画コレクションなどの展示から振り返ることができます。
■連載から⽣まれた映画「⾵の⾕のナウシカ」
そして展覧会の見どころのひとつが、『風の谷のナウシカ』のエリアです。1982年2月号の原作マンガ連載開始から、1984年に映画化されるまでの道のりを、セル画や原画、さらに映画公開当時のグッズなど貴重な資料でたどることができます。一冊の雑誌から映画が誕生し、その後のジブリ作品につながっています。
さらに『風の谷のナウシカ』の造形コーナーも設置されていて、作品の世界観をより深く感じることができるエリアもあります。
『アニメージュとジブリ展』は今後、名古屋(4月22日~6月11日)、鹿児島(8月10日~10月1日)と巡回する予定です。