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【ディズニーシー】新エリア『ファンタジースプリングス』 計算しつくされたこだわりを取材

2024年6月6日 23:35
【ディズニーシー】新エリア『ファンタジースプリングス』 計算しつくされたこだわりを取材
東京ディズニーシー新エリア『ファンタジースプリングス』を取材
ディズニー映画『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』をテーマにして、約3200億円をかけて開発されたディズニーシーの新しいテーマポート『ファンタジースプリングス』。計算しつくされたこだわりを、開発に携わった担当者に後藤楽々キャスターが聞きました。

3つの異なる映画の世界観をどのように1つのエリアにしたのでしょうか。ディズニーイマジニアの開発担当は「(魔法の泉は)3つのエリアのつながりを説明するストーリーをつくりたかったんです」と話します。

『ファンタジースプリングス』の入り口で迎えてくれるのが、キャラクターが岩でかたどられた“魔法の泉”です。来園者は、ここを通ることで異なる物語を同時に体感することができるといいます。担当者は「魔法の泉は3つの映画の世界観をつくりだしつなげるものです。ただの“彫刻の庭”をつくりたかったわけではありません」と話しました。

また、水の流れにもこだわりが詰まっているそうで、ラプンツェルの泉では髪に沿って水が流れていることに対し、担当者は「水の演出とストーリーはつながっています。水の向きがあちこちに向いていますよね。泉の精霊が水でこれらの彫刻をつくり出していることを表現したかったのです。全てが考え抜かれてデザインされています。ディズニーでは全てが物語に基づいているんです」と語りました。

■担当者が明かすこだわり「“自ら発見した”と感じられることが大事」

計算しつくされたこだわりは、エリア内のいたるところにちりばめられています。景観の担当者が案内してくれたのは、アナと雪の女王のエリアと、ラプンツェルのエリアの境目です。『アナ雪』のエリアから見える『ラプンツェルの塔』に対し、「遠くにラプンツェルの塔が見えますよね。塔の前に木を重ねて塔の全体が見えないようにしているんです。そうすることでその空間に引き込まれていきます。なにがあるんだろう、探検してみたいと思わせることができるんです」と明かし「“自ら発見した”と感じられることがとても大事なんです」と語りました。

エリアを象徴する『アナと雪の女王』に登場するアレンデール城について担当者は、「“強制遠近法”を使って実際の大きさよりも大きく見せているんです」と明かします。建物の上を見てみると下と比べて屋根の瓦1枚1枚が小さくデザインされています。目を錯覚させることで、実際よりも高く感じるように見せているそうです。

こだわりは視覚だけでなく、ピーターパンをテーマにしたエリアで耳を澄ますと子供たちの声や鳥の鳴き声が聞こえます。音や匂い、手触りなど全てのものが計算され世界観が作り出されています。開発担当は「五感を刺激すると物語に入ったような体験ができます。私たちは雰囲気づくりをしてゲストの感情をわきたたせます。全てが考えられているんです」と語りました。

(6月6日放送『Oha!4 NEWS LIVE』より)

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