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『笑点』新メンバー発表、春風亭一之輔 自己採点は「50点」 先輩から笑点流エール

2023年2月5日 17:32
『笑点』新メンバー発表、春風亭一之輔 自己採点は「50点」 先輩から笑点流エール
『笑点』新メンバーの春風亭一之輔さん(45)
演芸番組『笑点』の新メンバーに、落語家の春風亭一之輔さん(45)が選ばれたことが5日放送の番組内で発表されました。一之輔さんは人間国宝・柳家小三治さんに「久々の本物」と評され、2012年に先輩21人を抜いて真打昇進。全国各地を駆け回り、年間900席もの高座に上がる“いま最もチケットのとれない落語家のひとり”といわれています。

そんな人気も実力も兼ね備えた売れっ子落語家の一之輔さんでも、レギュラーとして初めて臨んだ大喜利はド緊張。自己採点は「50 点」と厳しめながらも「伸びしろがまだあります」と宣言しました。

■新メンバーとして初収録後のインタビュー

――レギュラーとして初大喜利の感想は?
春風亭一之輔さん(45)
いやぁ~くたびれましたね。落語30席ぐらいやるのと同じぐらい疲れましたね。心地よい疲れ(笑)

――自己採点するとズバリ何点?
点とかつけるもんじゃない(笑) 伸びしろがまだありますから、50点ぐらい。もうちょっと大きい声を出して、落ち着いてしゃべれればいいかなと。

■笑点メンバーから一之輔さんへメッセージ

【春風亭昇太さん(63)】
誰が来るんだろうって予想するわけですよ僕たちも。今年に入って一之輔さんだって聞かされたんですけど、もうビックリしました。よく受けてくれたなと思って。すごく優秀な忙しい人なので「笑点どうですか?」と言われても断るんじゃないかって思っていたぐらい。だからすごく驚きました。すでに自分の立ち位置をわかっているんで、やりやすくなるなと思って喜んでいます。

【林家木久扇さん(85)】
古典落語とか、きちっとした落語を全国でやっているんですけど、自分の心の中で差をつけないで、こういう(笑点出演の)声がかかったら来る。そういう柔らかさがいいと思いますね。春風亭と名乗っておりますけど、林家正蔵師匠の一派というか一門。随分八代目の師匠孝行しているなと思っています。

【三遊亭好楽さん(76)】
いま木久扇師匠が言ったとおり、林家正蔵・彦六師匠の門下がこんなに集まってうれしい。これで小遊三が辞めて、王楽(好楽さんの息子)が入るととってもいいんですけど(笑)

【三遊亭小遊三さん(75)】
本当に何年も前からいるような雰囲気で。イケメンが2人そろったというね。理想的な形ですよ(笑)

【林家たい平さん(58)】
我々笑点メンバーって全国津々浦々、落語を広めるために行くことが多いんですが、忙しい一之輔さんだけど、そこに一人加わってくれるだけで、落語の伝道という意味では力強い、心強い仲間ができたなって本当に喜びでいっぱい。10年ぐらいやっているみたいな間でキャッチボールができたのですごくうれしかったです。もう来年ぐらいに、24時間チャリティーマラソンで100㎞走ると思うので体調を整えてください。

【桂宮治さん(46)】
ずっと前座時代から、協会違うんですけど一番かわいがってくれた兄さんなんで、一緒にできるというのがすごくうれしくて、しかも兄さんはずっと落語家としての目標だった人。2人とも僕も兄さんも4人きょうだいの長男末っ子、お互い子供が3人ずつ、自分たちの奥さんのお母さんの名前が「かずこ」、お互いの師匠の名前が本名が「かつみ」、共通点が多すぎて怖いんですけど、唯一共通しないところを調べたら、落語の実力だって(笑)僕のほうが下なんですけど兄さんに追いつけるように頑張って、大喜利では勝ちたいです(笑)

【山田隆夫さん(66)】
一之輔師匠は僕より22歳年下なんです。髪の毛生えてないと、おじいちゃんに間違えられる(笑)だから、髪は命です。

最後に改めて一之輔さんに意気込みを聞いてみると、「意気込んでやるような番組じゃないでしょ! たぶん。気楽にやって、なんかご機嫌になれればいいなと思います。よろしくお願いします」と語っていました。

【春風亭一之輔さん プロフィル】
1978年1月28日 千葉・野田市出身
2001年 日本大学芸術学部卒業
2001年 春風亭一朝に入門
2001年 前座となる 前座名「朝左久」
2004年 二ツ目昇進 「一之輔」と改名
2011年 笑点若手大喜利に出演
2012年  真打昇進