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前田敦子「こんなに真剣に悩んだのは初めて」 難役挑戦の苦労明かす

2024年1月19日 22:15
前田敦子「こんなに真剣に悩んだのは初めて」 難役挑戦の苦労明かす
前田敦子さん
俳優の前田敦子さん(32)が18日、映画『一月の声に歓びを刻め』(2月9日公開)の完成披露上映会にカルーセル麻紀さん(81)らとともに登壇し、難役挑戦の苦悩を明かしました。

映画は、東京・八丈島の雄大な海と大地、大阪・堂島のエネルギッシュな街と人々、北海道・洞爺湖の幻想的な雪の世界を背景に、『性暴力と心の傷』というテーマが描かれる作品です。前田さんは、6歳のときに性暴力の被害に遭ったトラウマから誰とも触れ合えずにいた“れいこ”を演じます。

前田さんは、作品との向き合い方について「こんなに真剣に悩んだのは初めて。1か月くらいですかね、淡々と考えさせていただいたんですけど。できなかったらできないって即答している自分もいるんですよ。悩むって事は自分の中の可能性を頑張って探るみたいな作業を1か月かけてやらせてもらったのかなって」と当時の心境を明かしました。

そんな前田さんの言葉に、今作のメガホンを取った三島有紀子監督は「難しい役で、真剣に向き合ってくださったんだなと感じて。“やります”と言ってくださった時には台本を抱きしめました」と前田さんのオファーがかなった時を振り返りました。

最後に、前田さんは作品について「色々なものを受け取ってもらえる作品になっているんですけど、監督の映画愛が詰まったとても気持ちのいい作品になっていますので、色々な視覚を使って感じ取ってほしいなと思います」と締めくくりました。