×

海宝直人が回想『ミス・サイゴン』で成長 

2021年8月16日 20:22
海宝直人が回想『ミス・サイゴン』で成長 

俳優の海宝直人さんが、このほど日本テレビの取材に応じ、子役時代と現在との変化について語りました。

海宝さんは今年『第46回菊田一夫演劇賞』を受賞。現在は帝国劇場で上演されているミュージカル『王家の紋章』で主演を務めるなど、ミュージカルを中心に活躍しています。

海宝さんは7歳の時に、ミュージカルに出演していた姉の姿に触発され、劇団四季のオーディションを受け合格し、キャリアがスタートしました。子役時代と現在では、役者という“仕事”に対しての考え方に変化があるそうで、「子役時代は、だいたい舞台に子役担当がいて、その方が手取り足取り指導してくれた。大人になってくると稽古は自分の責任で役を作る。責任という意味では大きく違う」と海宝さん。「子役」から「大人の役者」へ成長できたと感じたタイミングを聞くと「19歳の時に『ミス・サイゴン』に出させて頂いた時に自分たちの役がどういうキャラクターかを、自分たちで考えていくっていう作業をした。多くのことを学んだ現場だった」と振り返りました。

海宝さんは2012年から3人組バンド『CYANOTYPE』として音楽活動も行っています。同バンドはミニアルバム『PORTRAITS』を18日に発売します。シティポップ、ロック、アコースティック、シンフォニックバラードなど、幾多にもわたるジャンルを横断するアルバムです。

俳優活動とバンドでの音楽活動、海宝さんは「“表現する”という意味では同じ」と話すも、「演劇というのは役者だけでなく演出家などと“みんなで作っていくもの”」と説明し、一方、バンドでの音楽活動については「自分たちが自分たちの音楽をどう表現するかというところで、自分たちの裁量に幅がある」と、その違いを語りました。