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小澤征爾「生の音を聴いたら涙が出ました」

2021年9月4日 15:46
小澤征爾「生の音を聴いたら涙が出ました」

世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務める音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」の初の全世界無料配信が、3日に行われました。

1992年から長野県・松本市で毎年夏に開催され、来年30周年を迎える同音楽祭。この音楽祭のために編成されるオーケストラ、『サイトウ・キネン・オーケストラ』を中心に、世界から優れた音楽家が集結するフェスティバルとして、全世界的に注目を集めています。

去年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年は2年ぶりの開催。そのプログラムに話題が集まっていましたが、昨今のコロナウイルスの感染拡大、医療体制の窮迫を踏まえ、8月24日に全公演の中止が発表されていました。

しかし、「演奏をすべて中止にするのではなく1度でもサイトウ・キネン・オーケストラとして集まり、音を出し、それを記録して、広くお客様にお届けすること、それこそ音楽家ができることなのではないか」という思いから、無観客演奏の収録・配信での開催となりました。

今回の配信について小澤さんは「松本の皆さんに協力していただき、無観客でも、SKOが集まって音を出せたことは何よりも大きな喜びです。2年ぶりにSKOの生の音を聴いたら涙が出ました。こんな大変な時に来てくれた、旧友デュトワにも感謝しています。松本は、音楽にとってなくてはならない場所です。今日改めて、強くそれを思いました。フェスティバル30周年になる来年こそ、松本で皆さんにお会いできることを楽しみにしています」とコメントしています。