中村莟玉、一区切りとなる先輩たちへの思い 『新春浅草歌舞伎』のポスターににおわせも
『新春浅草歌舞伎』は、次世代を担う“若手歌舞伎俳優の登竜門”として44年の歴史をもち、若手が大役に挑み、互いが切磋琢磨(せっさたくま)し成長と飛躍の場として、重要な役割を担っています。
これまで公演を引っ張ってきた尾上松也さん(38)をはじめ、中村歌昇さん(34)、坂東巳之助さん(34)、坂東新悟さん(33)、中村種之助さん(30)、中村米吉さん(30)、中村隼人さん(30)の7人が、今回の出演で一区切りとなります。
――先輩たちの出演が一区切りとなる『新春浅草歌舞伎』、心境はいかがですか?
今年のポスターを見ていただくとわかるように、卒業されていく先輩方を、僕と(中村)橋之助さんが見送っているような感じになってます。きっと来年の公演も橋之助さんもいらっしゃるんでしょう。橋之助さんと力を合わせて何かをやっていきたい。それを期待していただけるように、2024年は頑張りたいです。この『新春浅草歌舞伎』で、力を蓄えられた先輩たちだからこそ、ほかの劇場でも、主演をされる先輩方もいらっしゃいますから、勉強をしつくしたっていう感じがして、すごくすがすがしい感じも逆に送り出す側からするとありますね。
――ポスターには、そんな意味が込められていたんですね?
“何かこれ、におわせなんじゃないの?”みたいなことを、気づいている方もいらっしゃいました。明らかに歩いている人たちと止まって見送っている人っていうことで。
■パンダ好き・中村莟玉「毎日ウォッチしてます」
これまで時間があると動物園に足を運び、パンダを見に行くというほどの“パンダファン”である莟玉さん。特に好きなのは“シャンシャン”だそうで、自身が愛用するブランケットやクッションもパンダグッズでそろえているといいます。
――今年の目標はなんですか?
まず部屋を片付けたい。僕は何年も言っているんですけど、片付けが…。散らかし気味どころじゃないんですけど、やっぱちょっと年も年ですし、そういうことがちゃんとできるようになっていかないとそろそろ恥ずかしいかな。だから断捨離ですね。断捨離できるようになりたいですね。
――パンダの推し活は、どんな感じでしょうか?
中国にシャンシャンが行ってしまって、でも無事に公開されまして。すごくご機嫌な毎日を送っている様子をウォッチしていますけど、やっぱり行きたいですね中国に。すごく山奥に今いまして、なかなかそこに行って宿泊する時とかの環境が大変みたいなんです。僕、虫とかちょっと本当に無理なので、結構、自然豊かなところで、元気な虫さんたちがいるみたいで、そこをどう対処しようかなと。