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広瀬すず “芸能界” の仕事に「いつ辞められるのかな」 葛藤した過去明かす

2022年5月8日 22:10
広瀬すず “芸能界” の仕事に「いつ辞められるのかな」 葛藤した過去明かす
主演映画のイベントに登場した広瀬すずさんと松坂桃李さん (c)2022「流浪の月」製作委員会
俳優の広瀬すずさん(23)と松坂桃李さん(33)が8日、東京・千代田区で行われた映画『流浪(るろう)の月』(5月13日公開)の公開直前イベントに登場。会場に集まった約50人の新社会人たちへ自身の経験を踏まえてアドバイスを送りました。

作品は、2020年に本屋大賞を受賞した小説が原作で、広瀬さんと松坂さんのダブル主演で映画化したもの。誘拐事件の “被害女児” と “加害者” の再会を描いた物語で、10歳の時に “被害女児” となった家内更紗(かない・さらさ)を広瀬さんが、その事件の “加害者” とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき・ふみ)を松坂さんが演じます。

■松坂桃李「勇気を振り絞って1回立ち止まる」 壁にぶつかったときの突破

イベントでは、会場に集まった新社会人からの質問に、自身の経験を踏まえてアドバイスを送った2人。大変なことがあった時、どうやって乗り越えたのか聞かれると、広瀬さんは「(周りの人に)遠慮なく甘えます。バカな顔して人に全力で甘えちゃいますね。二十歳すぎて “話すことでこんなにも自分が楽になるんだな” って気づいて、自分がいいなって思えたり支えてくれる人には甘えるようにしようって」と年を重ねることで気づいたと話しました。

一方、松坂さんは「1回立ち止まるかもしれないですね。勇気を振り絞って1回立ち止まってみるっていうのも1つの方法かな」と回答。「そうすることで、自分がやれることが見えてきたりもするので、立ち止まった目線でピックアップしてそこを集中的にやってみるとか、そういう突破口で乗り越えてきた感じはありますね」と持論を語りました。

■広瀬すず「これいつ辞められるのかな」 “芸能界” の仕事に葛藤した過去

さらに「なんで今この仕事をやっているんだろうって悩んだ時、何を考えてどう前を向いて進んできたのか教えてください」という質問が。

14歳で芸能界に入った広瀬さんは「すごくこのお仕事をしたくてしたくてっていうよりも、姉(広瀬アリスさん)が先にやっていて、なんとなくお姉ちゃんの後ろをついていったっていう感覚がすごく強かったので、“これいつ辞められるのかな” とか結構やり始めはずっと思ってました」と “葛藤” していた過去を告白。

しかし「周りと比べられたりとかどうしても負けることが悔しくて、好きとかそういうことよりも私は “悔しい” がずっとあったタイプだったので、とりあえず “勝つ” まで、自分がちょっとでも満足するまでは絶対やってやろうって思ってました」と当時を振り返りました。

続けて「でもやり続けていくと、気づいたら好きになってたりとか、もうこれしかないというか、悔しいっていうよりも大切にしたいなっていう思考に変わったんですよね。悔しいは変わらずあるんですけど」と現在の思いも明かしました。