×

『坂本ですが?』漫画家・佐野菜見さんが36歳で死去 漫画のアニメ化がスタート前だった

2023年8月16日 21:50
『坂本ですが?』漫画家・佐野菜見さんが36歳で死去 漫画のアニメ化がスタート前だった
佐野菜見さんの代表作『坂本ですが?』(C)佐野菜見/KADOKAWA
漫画『坂本ですが?』や『ミギとダリ』などで知られる漫画家の佐野菜見(さの・なみ)さんが亡くなったことを、連載していた漫画誌『ハルタ』の公式SNSが16日に発表しました。36歳でした。

佐野菜見さん(本名非公表)は1987年4月17日生まれ、兵庫県出身。2010年4月、読み切り漫画『ノンシュガーコーヒー』でデビューしました。2011年8月、読み切りとして発表した『坂本ですが?』が人気となり、2012年4月より連載化。2016年4月にテレビアニメ化もされました。そして2017年7月、『ミギとダリ』の連載を開始。全7巻で完結し、2023年10月からテレビアニメ化が決定していました。

連載していた漫画誌『ハルタ』の公式X(旧ツイッター)にアップされた編集部による文書によると、佐野さんは8月5日に病気のため亡くなったということです。

■入院前に語っていた「これを乗り越えたら、すごい漫画が描ける気がします」

文書では7、8日に葬儀が執り行われたことが報告され、「佐野さんは『ミギとダリ』の連載を終え、アニメの監修などをこなしながら新連載の打ち合わせを進めているところでした。病気が見つかって入院する前に『これを乗り越えたら、すごい漫画が描ける気がします』と言っていました」というエピソードが明かされました。

また、「とにかく漫画にまっすぐな方でした。面白い漫画を描くため、漫画家として成長するための努力を楽しんでできる人でした」と人柄についてつづられ、「編集部一同、佐野菜見さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」と発表しています。