約160点の力作が勢ぞろい 「あきたアートはだしのこころ」障害がある人のアート作品を展示 来場者が参加できるコーナーも
障害がある人のアート作品を展示する催しが、21日、秋田市で始まりました。
会場には大作も登場したほか、訪れた人がアートづくりに参加できるコーナーも設けられています。
秋田市中通のにぎわい交流館AUで始まった「あきたアートはだしのこころ」。
展示作品の多くは、県内で暮らす障害のある人たちが手がけたものです。
障害のある・なしに関わらず、アートの魅力を分かち合う場を作ろうと、秋田市のNPO法人が企画した展示会。
9回目を迎えた今年は、絵画や写真など160点ほどの力作が集まりました。
短くなった色鉛筆をろうそくに見立てた誕生日ケーキや、かわいらしいアクセサリー、家庭学習ノートをめくると、色鮮やかな抽象画が目に飛び込んでくる作品も。
関向良子アナウンサー
「こちらは今年の干支、巳の立体作品。このブラックライトをあてると… 作品が神秘的に光り出します」
会場には、今回が初めての取り組みの、大作も登場しました。
縦約5メートル、横約8メートルの作品は、秋田市内の福祉施設などに通う利用者たちが、筆や体の一部を使って、思い思いに色をのせました。
NPO法人 アートリンクうちのあかり 安藤郁子さん
「私たちが出かけて行って、そこでみんなでワークショップをした、その時の作品と映像も一緒に展示しています」
会場には、制作に使われた養生シートが置かれていて、会場を訪れた人が自由にアートを描けるようになっています。
「あきたアートはだしのこころ」は、今月26日まで、秋田市のにぎわい交流館AUで開かれていて、23日日曜日には、音楽ライブやトークショーが行われる予定です。