優雅な踊りが観客を魅了 鹿角市「毛馬内の盆踊」
およそ450年の歴史があるとされている鹿角市の伝統行事、「毛馬内の盆踊」が21日夜、始まりました。ユネスコの無形文化遺産にも登録されている「毛馬内の盆踊」。県の内外から訪れた多くの人がゆったりとした優雅な踊りを楽しみました。
鹿角市で毎年、8月21日から3日間行われる「毛馬内の盆踊」。
約450年前、『戦に勝って毛馬内に帰って来た兵』をねぎらった踊りが起源の一つだとされています。
豆絞りの手ぬぐいで頭を覆い口元を隠す頬かむり姿の踊り手たちが、通りにたかれたかがり火を囲んで踊ります。
太鼓と笛で奏でる囃子とあわせる「大の坂」。
先祖の霊を供養するための静かな踊りです。
一方「甚句」は、五穀豊穣の願いや地域の風土などを紹介する歌にあわせ、手拍子を入れながら踊ります。
「風流踊」の1つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されている「毛馬内の盆踊」。県の内外から多くの人が訪れ、ゆったりとした優雅な踊りを楽しんでいました。
三重から訪れた女性
「一体化して、見る側も踊る側も歌う側も、いろんな人たちでつくりあげってる感じがすごく楽しかったです」
東京から訪れた女性
「独特の魅力があると思いますよ。ほかには無いようなね。いいと思いますとっても」
青森から訪れた女性
「楽しかったです。今年もお盆終わりました。」
「毛馬内の盆踊」は、23日まで。ゆく夏を惜しみながら踊り手たちが会場に集まります。