菊地凛子、感極まる 人生に悩む役と自身重ね合わせ「自分も映画に救われてきた」
主演映画の舞台挨拶に登場した菊地凛子さん
俳優の菊地凛子さん(42)が29日、主演映画『658km、陽子の旅』の公開記念舞台挨拶に登場。感極まる場面がありました。
菊地さんと、今回メガホンをとった熊切和嘉監督は、映画『空の穴』(2001年)以来となる22年ぶりのタッグ。菊池さんは舞台挨拶で「本当に長く役者をやっていてよかった。自分が初めてちゃんと役名のついた役をオーディションでいただいたのが熊切監督(の作品)ですし、映画ってこんな面白いんだよ、みんなで作る楽しみがあるんだよと教えてくれたのが熊切監督でした」と、監督との過去を振り返りました。
そして「自分も40(歳)という節目でいろいろ考えることがあって、あとどれくらい役を演じられるかな…どれくらい作品に出られるのかな…と漠然とした不安を抱えているときに、自分を拾ってくれた監督がこの作品を一緒にやろうと言ってくださった。何よりもうれしかったですし、自分の20年間、作品をやってこられたからこそ声かけてくれたのだなと思っています」と俳優人生を振り返りながら、監督への感謝の気持ちを語りました。
菊地さんと、今回メガホンをとった熊切和嘉監督は、映画『空の穴』(2001年)以来となる22年ぶりのタッグ。菊池さんは舞台挨拶で「本当に長く役者をやっていてよかった。自分が初めてちゃんと役名のついた役をオーディションでいただいたのが熊切監督(の作品)ですし、映画ってこんな面白いんだよ、みんなで作る楽しみがあるんだよと教えてくれたのが熊切監督でした」と、監督との過去を振り返りました。
そして「自分も40(歳)という節目でいろいろ考えることがあって、あとどれくらい役を演じられるかな…どれくらい作品に出られるのかな…と漠然とした不安を抱えているときに、自分を拾ってくれた監督がこの作品を一緒にやろうと言ってくださった。何よりもうれしかったですし、自分の20年間、作品をやってこられたからこそ声かけてくれたのだなと思っています」と俳優人生を振り返りながら、監督への感謝の気持ちを語りました。
■舞台挨拶中に感極まる
菊地さんが演じたのは、父の訃報を受けて東京から青森までヒッチハイクで向かう42歳、フリーターの陽子。人生を諦めてきた女性を演じたことについて、「陽子って特別な人間じゃない。あることをきっかけに前も後ろも見られなくなってしまって、ただただその場所にとどまってしまうことは、自分の実人生でもありました。彼女の再生を描いている作品なんですが、自分自身も映画というものに救われてきました。いろんなことがあっても映画を見て、前向きにやってきたので…」と話すと、感極まり言葉を詰まらせた菊地さん。一呼吸置いてから「急にスイッチ入ると、情緒不安定な人みたい(笑)」と語りましたが、共演したオダギリジョーさんから「そういうところが大好きです」と声をかけられると、笑顔を見せていました。