本木雅弘、戦後80年への思い「自分事として受け止めて」 平和への祈り込めメッセージ
アイスランドでベストセラーとなった物語を原作に、同じくアイスランドのバルタザール・コルマウクル監督がメガホンを撮った本作。高橋とその妻は原爆で被爆し、ミコは胎内被曝をしている設定となっています。
本木さんは、「この作品には、日本の歴史が抱えた大きな傷も織り交ぜられている。異国の方が書いて発信したということがすごく大きなことだと思うんです。戦後80年という今年、そして昨年、被団協の皆さんがノーベル平和賞を受賞したというタイミングもあって、戦争を知らない私たち世代も今年はことごとく向き合っていかなきゃいけないっていう年になると思うんです」と、戦後80年への思いを語りました。
そして作品の内容にふれ、「たまたま愛した人が被爆者だったという1つの設定、それが1つのリアリティーとして届いてくる。絶望的な悲惨さ、そういったものが身近に存在している。この映画を通じて自分事として受け止めていける、その入り口となる新しい視点の作品だったと思うんです」と訴えました。
また、Kōki,さんも「戦争は本当に多くの悲しみと苦しみを生んでしまうものであり、遠い未来まで影響を及ぼしてしまうもの。本当に決して繰り返してはいけないことという強いメッセージも組み込まれていると思います」と平和への願いを込めコメントしました。