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宮藤官九郎、水道料金を滞納する役で映画出演 「宮藤さんしかいない」監督が力説

2023年2月27日 21:58
宮藤官九郎、水道料金を滞納する役で映画出演 「宮藤さんしかいない」監督が力説
宮藤官九郎さん 配給:KADOKAWA (c)「渇水」製作委員会
脚本家で俳優としても活動する宮藤官九郎さん(52)が、生田斗真さん(38)主演の映画『渇水』(6月2日全国公開)に出演することが27日、発表されました。

本作は、1990年に第70回文學界新人賞を受賞し、第103回芥川賞の候補となった河林 満さんの同名小説を、刊行から30年の時を経て映画化。『凶悪』や『孤狼の血』シリーズなどで知られる白石和彌監督が、初めてプロデュースを手がけています。

■宮藤官九郎「俺でよければ…」と出演を快諾

生田さん演じる、水道料金を滞納する家庭の水を止めて回る業務を行う水道局員・岩切俊作が、日照り続きの夏に給水制限が発令される中、家に取り残された幼い姉妹と出会い、心の渇きにもがきながらも“生の希望”を取り戻していく物語。宮藤さんは、水道料金を滞納する伏見を演じています。

本作でメガホンを取った髙橋正弥監督は、宮藤さんや相米慎二さん、市川準さんら名だたる監督の作品で助監督を務めていました。

宮藤さんは、髙橋監督との出演交渉について明かし、「“最初に水道を止められる役は宮藤さんしかいないと思ってた”と力説された時には戸惑いましたが、 髙橋監督には数々の現場でずいぶん助けられましたので、俺でよければ水道止めて下さいと快諾しました」とコメント。

続けて、「とても切なく過酷な物語ですが、社会の理不尽を描くだけでは終わらない希望の光が見えた気がしました。公開おめでとうございます」と語っています。

映画には、門脇麦さん(30)、磯村勇斗さん(30)、尾野真千子さん(41)らも出演します。