鈴木亮平、アジアで優れた映画人に贈られる賞に輝く 『エゴイスト』などの演技評価
『アジア・フィルム・アワード(AFA)』とは、2007年に創設されたアジア映画を対象とした映画賞。アジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることで、アジア映画ファンの創出や世界へのアジア映画の振興や交流を図っています。
■ゲイを演じた『エゴイスト』 日本のLGBTQ+コミュニティからも支持
今回、鈴木さんが受賞した『Excellence in Asian Cinema Award』は、優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献をたたえる賞です。
鈴木さんは森田芳光監督の『椿三十郎』(2007年)で映画デビュー。『ふたたび swing me again』(2010年)で映画初主演し、『HK 変態仮面』(2013年)、『孤狼の血 LEVEL2』(2021年)などに出演し、映画界で活躍。ゲイの男性を情感豊かに演じた『エゴイスト』(2023年)をきっかけに、第22回ニューヨーク・アジアン映画祭でライジングスター・アジア賞を受賞し、去年のアジア・フィルム・アワードで主演男優賞にノミネート。同性婚やセクシュアル・マイノリティーに対する社会への発言などで、日本のLGBTQ+コミュニティからも支持されたことも評価され、今回受賞となりました。
■授賞式に参加へ「交流ができることを楽しみに」
日本人の受賞としては、第9回(2015年)の中谷美紀さん、第13回(2019年)の役所広司さん、第16回(2023年)の阿部寛さんに続き4人目。鈴木さんは、「この度アジア・フィルム・アワードから、このような評価をいただき、大変光栄に思います。これを励みにさらなる高みを目指し、この業界に貢献していきたいです。また、香港で開催される第 17 回アジア・フィルム・アワードの授賞式に出席し、アジアの観客や映画関係者の皆さんと交流ができることを楽しみにしています」と、コメントを発表しました。
鈴木さんは、3月10日に香港で開催される授賞式に参加する予定だということです。