本屋大賞にノミネート『宙ごはん』 著者・町田そのこは2021年に大賞受賞
本作品の主人公は、産んでくれた“お母さん”と育ててくれた“ママ”、2人の母をもつ「宙」です。2人の母がいることを「さいこー」だと思っていた幼少期から、誰かのためにごはんを作ることの喜びを発見する青年期までの長い年月を、まわりの人々との交流と共に描く感動作です。
町田さんは、1980年生まれ。2016年『カメルーンの青い魚』で、第15回『女による女のためのR-18文学賞』大賞を受賞。17年、同作を含む短編集『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。2021年に『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞に輝きました。2022年は『星を掬う』が本屋大賞のノミネート作品に選出されています。